全宅連などが2026年住宅居住白書を公開 20代の半数以上が住まい探しで生成AI活用
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)および公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)は、全国の20歳〜65歳の男女5,000名を対象に実施した「住まいに関する定点/意識調査」の結果を取りまとめ、「2026年住宅居住白書」として公式HPにて公開しました。

本調査では、住宅ローン金利や物件価格・資材価格の変動が住宅取得の意向に与えた影響をはじめ、生成AIの利用状況や空き家の実態、不動産会社に期待する支援など、全19テーマにわたる意識や行動を分析しています。
不動産の買い時や持ち家志向に関する意識
いま不動産が買い時だと思うか尋ねたところ、「買い時だと思う」は21.6%となり、2025年の20.8%から0.8ポイント上昇しました。一方、「買い時だと思わない」も前年から3.0ポイント上昇して37.7%となっています。買い時だと思う理由では「今後、住宅ローンの金利がさらに上昇しそうなので」が64.4%で最多となり、買い時だと思わない理由では「価格が高騰しすぎているから」が47.2%で最多を占めました。
現在の住まいに関係なく「持ち家派」か「賃貸派」かを聞いた設問では、「持ち家派」が前年から0.3ポイント上昇の63.3%、「賃貸派」が1.5ポイント低下の18.7%となりました。持ち家を選ぶ理由は「家賃を払い続けることが無駄に思えるから」が47.1%で最も多く、「老後の住まいが心配だから」が前年から2.4ポイント上昇して34.7%となっています。
住まい探しでの生成AI利用と天災への意識

住まい探しや物件の比較・検討において、ChatGPTやGeminiなどの「生成AI」を何らかの形で利用した人は33.9%でした。年代別の利用経験率は、20代が53.4%、30代が42.3%、40代が31.4%、50代が19.6%、60歳以上が14.8%となり、20代では過半数が生成AIを活用しています。利用経験者(n=1,695)の利用目的は「希望エリアの地域情報の収集・比較」が33.5%で最多でした。


天災に対する住まいの意識では、「築年数や構造(免震・耐震)について考えるようになった」が32.7%で最も高く、「緊急避難場所や防災マップ・ハザードマップを意識するようになった」が31.8%、「地盤などの状況を意識するようになった」が前年比1.4ポイント上昇の30.7%で続いています。

空き家問題と住宅取得を諦めた理由


自身や家族(両親等)の家が既に「空き家」になっている、または将来「空き家」になる可能性があると回答した人の合計は37.2%でした。空き家の対応状況(n=1,859)については、「話し合いの必要を感じつつもまだ行っていない」が35.0%で最多となり、「放置・何も考えていない」は前年から2.0ポイント上昇の20.7%となりました。

住宅取得(購入)を「諦めた」または「延期した」経験がある人は32.0%でした。経験者(n=1,600)が挙げた最大の理由は、「自身の収入や経済状況」が23.1%で最も高く、「物件価格の高騰」が19.5%、「住宅ローン金利の上昇」が19.3%となりました。

不動産店への期待と調査の概要

不動産店の担当者に最も期待することとして、「わかりやすい説明」が21.4%、「メリットだけではなく、デメリットなど全て隠さず情報を伝えてくれること」が19.1%となりました。安心できるサポートに関する設問では、「物件の良い点だけでなく、注意点も正直に教えてくれること」が前年から2.7ポイント上昇して48.4%となっています。また、ハトマークについては「見たこともあるし不動産店の目印であることも知っている」が29.7%で前年(30.1%)からほぼ横ばいとなり、「見たことがあるが何のマークか知らない」を含めると見たことがある人の合計は63.9%でした。
調査および団体の概要は以下の通りです。
- 調査名:住まいに関する定点/意識調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年7月30日〜同年8月5日
- 有効回答:20歳〜65歳の全国の男女5,000名
- 発表団体:公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会、公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会
- 所在地:〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-3 全宅連会館
- 公式HP:https://www.zentaku.or.jp/
本記事は公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会および公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会の発表をもとに作成しました。
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