チームラボの新ミュージアム「幽谷隠田跡」、茨城で9月開業
チームラボの新しい夜の森のミュージアム「チームラボ 幽谷隠田跡(ゆうこくおんでんあと)」が、2024年9月30日に茨城県北茨城市の五浦(いづら)にオープンする。五浦は近代日本の美術運動家、岡倉天心が晩年を過ごした地として知られている。
このミュージアムは、奥深い森に隠された谷の棚田跡を、森と一体となったアート空間に変えるという常設展示だ。夕暮れとともに、夜の森全体がチームラボの作品空間へと生まれ変わる。
チームラボは「Digitized Nature」というプロジェクトを行っており、「自然が自然のままアートになる」ことを目指している。長い時間をかけて形成された自然をそのまま使い、作品群にすることで、人々に生命の連続性を感じてもらえる場を創ろうとしている。
また、ミュージアムと一体となった宿泊施設「五浦 幽谷隠田跡温泉」も同日オープン。源泉掛け流しの温泉とグランピング施設を備えており、アート空間に滞在しながら自然を満喫できる。
チケットは2024年9月5日より公式サイトで販売開始。大人2,200円、子ども800円、未就学児は無料となっている。事前の日時指定予約制で、現地での購入は200円増しになるので注意が必要だ。障がい者割引も用意されており、本人および同伴者1名まで半額の1,100円で入場できる。
自然とアートが融合した新しい体験を求める人々に、「チームラボ 幽谷隠田跡」は新たな選択肢を提供してくれそうだ。