ChatProが最新版「GPT-4 Turbo」に対応予定

株式会社ナレッジセンスは、企業向けのChatGPTシステム「ChatPro」を提供している。ChatProは、AIが生成する会話内容を学習データとして利用することを防ぐことができる。ナレッジセンスは、新たに「GPT-4 Turbo」(バージョンはgpt-4-turbo-2024-04-09)に対応すると発表した。この最新の生成AIモデルは、2024年4月9日にOpenAIから公開されたもので、特に数学タスクやコーディングタスクでの利便性が向上するとされている。

ナレッジセンスが提供するChatProは、企業用の強みであるセキュリティが注目され、東証プライム上場企業や国内最大級の総合大学を含む大手企業などに多く導入されている。ChatProでは、数学やコーディングタスクが大きな用途となっており、最新のGPT-4モデルに対応することで、これらのタスクの性能が向上すると期待されている。

新モデルの対応については、ユーザー側での対応は不要で、GPT-4では、「gpt-4-turbo-2024-04-09」というAPIに自動的に切り替わる。ただし、最新AIの性能評価に関する情報はまだ公式から発表されておらず、インターネット上での有志による評価も進行中である。ナレッジセンスは、公式からの情報やChatPro運営側での正確なテストを総合的に判断した上で、ユーザーの業務に有益と判断できた後に、最終的なリリース時期を決定する予定だ。

ChatProは、米OpenAI社が2022年秋にリリースした大規模言語モデルで、ナレッジセンスが提供するChatProは、セキュリティを強化した形でChatGPTを利用しつつ、コスト面でも優位性のあるサービスとなっている。

ナレッジセンスは、企業のDXを加速し、あらゆる社員の生産性を向上させるため、法人向けChatGPTサービス「ChatPro」や事業コンサルティングを提供している。生成AIを活用して社員の業務効率を加速したい企業からの相談を待っている。