歯磨き後のうがい回数、「しない」が10%

歯磨き後のうがいの回数について、ウミガメ株式会社が10代から30代の男女300人を対象に実施したアンケート調査の結果が発表された。

最も多かったうがいの回数は「2回」で、全体の32.3%を占めた。男性の36.7%が2回うがいをしており、女性よりも少し多い結果となった。一方、女性は「1回」や「4回以上」の割合が高めで、性別によってうがいの回数に違いが見られた。また、「うがいをしない」と回答した人が全体の約10%もいたことが明らかになった。

歯科医療の専門家によると、うがいの回数は1~2回が理想とされている。しかし、何度もうがいをすると、歯磨き粉に含まれるフッ素などの有効成分が流れてしまう可能性があるという。フッ素は虫歯や歯周病の予防に重要な成分で、特に就寝前の歯磨き後は、唾液の分泌が減少するためフッ素を長く口に留めることが効果的だ。そのため、寝る前のうがいは1回にするのが推奨されている。

また、うがい時には少量の水で5秒ほど軽くすすぐのがポイントだ。こうすることでフッ素の効果を最大限に引き出すことができる。さらに、歯磨きは食後すぐに行わず、30分ほど経ってから行うと歯をしっかり守ることができるとのことだ。

歯磨き後のうがいの回数に気を付けることで、フッ素の効果をしっかり活かし、虫歯予防につながる。特に就寝前は1回のうがいに抑えて、フッ素を口の中に残すようにすることが大切。毎日のケアで大切な歯を守り続けることが重要だ。

【調査概要】
対象者:全国の10代〜30代の男女
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ アンケート
実施日:2024年9月