ポール・マッカートニー&ウイングス、幻の74年ライブ映像が劇場公開

ポール・マッカートニー&ウイングスが1974年にアビイ・ロード・スタジオで行ったライブ・レコーディング・セッション『ワン・ハンド・クラッピング』の映像が、9月26日に世界同時劇場公開されることが発表された。日本でも同日にドルビーアトモス特別上映が行われる。

海外オリジナル予告編

本作は、アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』の大ヒットを受けて絶好調だった当時32歳のポールと、ギタリストのジミー・マカロックとドラマーのジェフ・ブリトンを新たに迎えたウイングスの姿を捉えた貴重な映像だ。「バンド・オン・ザ・ラン」「007 死ぬのは奴らだ」「マイ・ラヴ」「ジェット」など、ウイングスの代表曲の数々がライブ演奏される。

また、本作には未発表のソロ・アコースティック・パフォーマンス”バックヤード・セッション”がフルで収録。ポールが劇場公開に向けて新たに撮り下ろしたイントロダクションや、未公開のポラロイド写真なども見どころとなっている。

映像は当時撮影されたビデオテープをレストアし、曲間の台詞はウィングナットのMALソフトウェアを使ってデミックス。スティーブ・オーチャードとジャイルズ・マーティンによる新しいアトモス・オーディオ・ミックスが施された。

9月26日のドルビーアトモス特別上映は全国18館で実施。10月4日からは通常上映が全国39館で順次スタートする。鑑賞料金は一律2,500円だが、ドルビーアトモス上映の場合は追加料金が発生する劇場もある。

ポールは「あの時期を振り返って、自分たちがやった小さなライヴを見るのはとても素晴らしいことだ。実際、かなりいい音を出していたよ!バンドにとって素晴らしい時期だった。長い間待ち望んでいたウイングスでの成功が始まったんだ」とコメントしている。

なお、本作のサウンドトラックとなるスタジオ・ライブ音源は、6月14日に『ワン・ハンド・クラッピング』として2CDと2LPの2フォーマットで全世界同時発売される。

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