岐阜県瑞穂市、子育て支援アプリ「みずほ すくすくナビ」の提供を開始

岐阜県瑞穂市は、株式会社ミラボが開発した子育て支援アプリ「子育てモバイル」を導入し、「みずほ すくすくナビ」として2024年9月2日より提供を開始する。瑞穂市は、甘柿の王様と称される「富有柿」の発祥の地として知られ、東西に清流長良川・揖斐川など18本の一級河川が流れる自然豊かなまちだ。

瑞穂市では、第2期瑞穂市子ども・子育て支援事業計画の基本理念に〈「子どもたちとともに育つまち・みずほ」〜安全・安⼼な子育て支援の輪〜〉を掲げ、さまざまな子育て支援を実施している。2023年からは、妊娠中の方に5万円相当のギフト、ご出産された方に振興券5万円を給付する「出産・子育て応援給付金事業」、第二子以降のお子様1人につき10万円を支給する「第二子以降出産祝金」、18歳までの医療費を助成する「福祉医療費助成制度」、お母さんとお子さんが訪問型・通所型・宿泊型でケアを受けることができる「瑞穂市産後ケア事業」など、子育て世代の経済的・心理的負担を軽減し、安心して子育てができる取り組みを行っている。

妊婦・子育て家庭に寄り添う「伴走型相談支援」のより一層の充実を図るため、岐阜県内でも取り入れられている子育て支援アプリ「子育てモバイル」を導入することとなった。みずほの子どもたちの健やかな育ちを願い、瑞穂市オリジナルのデザインを施し、市の木「桜」や市の花「あじさい」をイメージした色合いを用いて、「みずほ すくすくナビ」として提供する。

「みずほ すくすくナビ」は、月齢・年齢にあわせて瑞穂市からのお知らせをタイムリーに受信できる「メール配信・プッシュ機能」、予防接種漏れや接種間隔ミスを防ぐことができる「予防接種AIスケジューラー」、成長グラフや乳幼児健診の記録など母子手帳の内容をマイページに記録できる「電子母子手帳 機能」、複数言語に対応する「多言語翻訳機能」など、ICTを活用した子育て世代への継続的なサポートを実現する。

瑞穂市の森和之市長は、「ICTを活用した子育て支援及び情報提供ツールとして、瑞穂市子育て応援アプリ『みずほ すくすくナビ』の運用を開始しました。このアプリ利用により、子育て世代のみならず地域及び市民みんなでこどもたちを育むまちづくりを推進します」とコメントしている。

「子育てモバイル」は、電子母子手帳・子育て支援サービス・AI機能を組み合わせた子育て支援アプリで、約300自治体への導入が予定されている。ベースとなるアプリケーションに、必要な機能を選んで追加する機能カスタマイズや、オリジナルのカラーやイラストを使用したデザインカスタマイズが可能だ。