リクナビ、27年卒以降向け新β版リリース
株式会社リクルートは、2027年4月以降に就職予定の学生および既卒生を対象とした就職活動準備サイト『リクナビ』のβ版を2024年9月18日にリリースした。
新しい『リクナビ』は、学生一人ひとりの「自分らしい進路選択」を支援することを目的に開発された。リクルートの調査によると、就職活動を控えた大学1~3年生の約8割が「自分に合う企業探しの難しさ」に不安を感じており、就職活動を終了した大学4年生でも約6割が同様の不満を抱えていることが明らかになった。
『リクナビ』β版の主な特徴は以下の通り。
- 2027年卒以降の全学年を対象としたサイトに変更し、低学年からキャリアを考えられるようになった。
- 企業単位ではなく、仕事や職種にひもづいたコース単位での情報掲載に変更。学生は自分に合ったコースを見つけやすくなった。
- 質問に答えるだけで自身の強みや希望条件などを登録できる『レジュメ』機能を導入。
- 『レコメンドフィード』機能により、学生の志向に合ったインターンシップやイベント情報、求人情報を提供。
- 生成AIを利用した『ガクチカAIアシスタント』機能で、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の素案を自動作成。
一方、企業側には、クリック課金型の料金体系やコース単位での情報掲載により、採用コストの最適化とより細かな情報発信が可能になるメリットがある。
リクルートは、新しい『リクナビ』を通じて、学生一人ひとりが自分に合うと思える仕事・企業に出会える世界の実現を目指している。β版は一部機能を先行リリースしており、2025年1月までに随時機能を追加していく予定だ。