Cohesity、AIエージェントのインフラを保護・復旧する新機能を発表
AIを活用したデータセキュリティを手がけるCohesityは、年次イベントCohesity Catalystにおいて、企業のAIエージェントを支えるインフラストラクチャを検出・保護・復旧する新機能「Cohesity Agent Resilience」を発表しました。あわせて、サイバーレジリエンスの自動化を目指す「Autonomous Cyber Resilience」構想の概要を明らかにし、無料コースを提供する「Cohesity AI Resilience Academy」を紹介しました。新機能は現在一部の顧客向けに提供されており、一般提供は2026年末を予定しています。
AIエージェントの基盤インフラを保護する新機能
企業のIT環境において、人による確認なしにアクションを実行するAIエージェントの活用が進む中、データやシステムが変更・破損・削除された際の復旧態勢が課題となっています。Cohesity Agent Resilienceは、こうした復旧のギャップを解消することを目的に設計・構築されました。
リリース時点でAmazon Bedrock AgentCoreおよびAmazon Bedrock Agentsをサポートしており、今後はMicrosoftおよびGoogleエージェントプラットフォームにも対応する予定です。
主な機能として、ポイントインタイムリカバリ(PITR)機能によりエージェントのメモリと構成設定を保護するほか、エージェントがアクセスするデータベースやファイルシステムなどのリソースを保護します。また、エージェントトポロジーによって、各エージェントと関連リソースの関係を一元的に可視化し、依存関係の把握や復旧に必要なリソースの特定を支援します。
自律的なサイバーレジリエンスの実現に向けた構想
Cohesityは、エージェンティックワークフローを活用して5ステップのサイバーレジリエンスフレームワークを自動化するAutonomous Cyber Resilience構想を発表しました。手作業で設定する計画から脱却し、継続的なデータの検出・保護や復旧準備状況の検証を行い、状況の変化に適応していくシステムへの移行を目指しています。
このモデルでは、管理者がCohesity Copilotを通じて指定のRTOやRPOなどの目標を定義すると、Cohesity Data Cloudが適切な保護ポリシーや復旧リハーサル計画を提案します。システム基盤にはCohesity RecoveryAgentが用いられ、2026年後半に機能強化が予定されているCohesity Maestroを通じて、ClaudeやChatGPT、GeminiといったAIツールや統合管理コンソールCohesity Heliosとの統合が行われます。
また、既存機能の強化として、Cohesity Data Cloud Enterprise EditionおよびCohesity DSPMを利用中の顧客向けに、新たに検出した機密データの保護を自動化する機能の一般提供も開始されました。
あわせて発表されたCohesity AI Resilience Academyは、Cohesity Academyの新しい学習パスです。最初のコースとして、自分のペースで進められる25~30分ほどの無料コース「Foundations of AI Resilience with Cohesity」が提供されます。
本コースは製品の構成設定ではなくコンセプトや用語の学習に重点が置かれており、AIエージェントとAIアシスタントの違いや、AIの役割拡大に伴う新たなリスクについて学びます。修了者にはLinkedInで共有可能なCredly認証バッジが発行されます。Cohesity Catalyst参加者への先行提供を経て、約2週間後にCohesity Academyカタログへ掲載される予定です。
本記事はCohesityの発表をもとに作成しました。
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