モースマイクロがZephyrプロジェクトに参加 Wi-Fi HaLowソフト提供へ
Wi-Fi HaLowチップベンダーのモースマイクロ(Morse Micro PTY. LTD.、本社:オーストラリア・ニューサウスウェールズ州)は、組み込みデバイス向けオープンソースリアルタイムOSのZephyrプロジェクトに参加したことを発表した。同社はZephyrに対して自社のWi-Fi HaLowソフトウェアを提供し、開発者がプロトタイプから製品出荷に至るまでの開発プロセスを迅速化できるよう支援する。
開発作業の負担を軽減しプラットフォーム間の移植性を向上
Zephyrのサポートにより、開発チームはモースマイクロのWi-Fi HaLowドライバーやサンプルアプリケーションの個別移植や維持管理といった統合作業を行うことなく、開発プラットフォーム上で容易に利用できるようになる。Zephyrのホスト非依存設計により、単一のアプリケーションを最小限の手直しで異なるアーキテクチャ間に移行することが可能で、その移植性がWi-Fi HaLowにも拡張される。
開発者にとっては、既存のドライバーやサンプルアプリケーションを利用してZephyr対応ボード上で迅速に開発を開始できるほか、Zephyrがすでにサポートしているアーキテクチャ間での移植性が確保され、新しい設計ごとにWi-Fi HaLowのサポートを再構築する必要がなくなる。また、ドライバーの更新とテクニカルサポートの提供方法は他のZephyrドライバーと同様の形式で行われる。
モースマイクロの共同創業者兼CEOであるマイケル・デニル(Michael De Nil)は、Zephyrプロジェクトへの参加により、安全で低消費電力、長距離通信が可能な接続デバイスの開発が容易になると述べている。また、The Linux Foundation ディペンダブル・エンベデッド・システム担当バイスプレジデントのケイト・スチュアート(Kate Stewart)も、同社の参画によってWi-Fi HaLow技術の利便性が高まることに期待を寄せている。
MM6108およびMM8108をサポート、欧州イベントにも参加予定
モースマイクロは、MM6108およびMM8108をターゲットにした外部モジュールのバージョン0.1.0リリースでZephyrをサポートする。同社は今後統合が進むにつれてサポートをさらに拡充する予定としている。
また、10月7日から9日にかけてプラハで開催される「Open Source Summit Europe」と併催の「Zephyr Developer Summit(ZDS)」に参加し、同コミュニティ創立10周年の節目を祝うとともに、コミュニティ全体との交流を図る計画である。
- 会社名:Morse Micro PTY. LTD.
- 本社所在地:オーストラリア・ニューサウスウェールズ州(シドニー)
- 海外拠点:米国、台湾、中国、インド、日本、英国
- 事業内容:Wi-Fi HaLowファブレス半導体の開発・提供
- 主要製品:第一世代MM6108、MM8108
- 公式サイト:https://www.morsemicro.com
本記事はMorse Micro PTY. LTD.の発表をもとに作成。
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