AKB48のメンバーである行天優莉奈が主演を務める映画「けっこい盆栽」が、2024年4月8日、香川県高松市で撮影を開始した。この映画は、近年世界的に注目を浴びている日本の伝統文化である盆栽をテーマにしており、全シーンが香川県で撮影される。香川県は、松の盆栽で全国の約8割のシェアを占める盆栽の聖地として知られている。

主人公は、瀬戸内海の小さな島・女木島で生まれ育ち、盆栽を愛する美咲というキャラクター。美咲役を演じる行天優莉奈は、2年連続で「世界で最も美しい顔」にランクインし、また新たなグループ「KLP48」に移籍することが発表されている。美咲の親友である葉月役には、大平正芳氏のひ孫であり、ミスコン3冠を達成した大平ひかるが出演する。

この映画は、「地方創生映画シリーズ」の一部として製作されており、地域の魅力を取り入れたストーリーが展開される。監督を務める大橋孝史は、「地元の良さを再確認できる、故郷に帰りたくなるような作品を製作したい」と語っている。また、盆栽がテーマとなっていることで、高松の盆栽を盛り上げ、その魅力を国内外に伝えることを目指している。

行天優莉奈は、本作の出演が決まり、役作りのために盆栽士の資格を取得した。彼女は盆栽について、「手のひらに収まるような鉢の中にも大自然の風景を作り出すことができる盆栽は小さな宇宙。木との対話を楽しむことができる」と語っている。また、映画については、「香川県の文化と伝統の素晴らしさについて、より深く知ることができました。この映画を通じて、高松盆栽の魅力、香川県の魅力を国内外に発信したい」と意気込みを語った。