Craif、次世代ラボシステムOyster Lab OSを2026年9月に提供開始へ
バイオAIスタートアップのCraif株式会社は、2026年9月17日より次世代ラボシステム「Oyster Lab OS」の提供を開始します。同システムは自社の登録衛生検査所で開発・運用されてきたもので、品質の担保と業務効率化の両立を目的としています。AI時代の開発プラットフォーム「Oyster Platform」の第一弾製品として、外部の研究現場や医療現場へ展開されます。
自社ラボの課題解決から外部提供へ
Craif株式会社は、自宅でできるがんリスク検査「マイシグナル」の提供にあたり、自社で登録衛生検査所「Craif中部検査センター」を運営しています。衛生検査所では法令に基づき、標準手順書の作成や作業日誌、試薬・機器の管理台帳の作成など多くの管理業務が義務付けられており、手作業による負担が課題となっていました。

同社は2021年12月の検査所立ち上げ後、2022年9月にシステムの自社開発を決定しました。エンジニアがラボに常駐して開発を進め、2024年には主要業務のシステム化を完了しました。その後、現場を視察した医療機関や企業から導入を希望する声が寄せられたことを受け、外部への提供が決定されました。
記録業務を大幅に削減し品質を維持


Oyster Lab OSの導入により、日々の検査業務において記録業務が占める時間はわずか0.7%(1日約7時間の検査業務のうち、記録は平均3.1分)となり、記録の正確性も99.98%を維持しています。月末の締め作業にかかる時間は80時間から1時間34分へと98%以上削減され、年間で延べ1,000時間以上の工数削減につながりました。

品質面では、外部監査の約180項目のチェックにおいて5年連続で指摘事項なしを達成しています。また、2023年末から約2年半で、検査員1人あたりの処理数は121検体から631検体へ約5.2倍に拡大しました。

Oyster Lab OSは、品質を支える標準機能と現場固有のプロセスに対応する個別開発を組み合わせて提供されます。

主な機能
- ワンタイム入力:一度の入力・操作から、必要な台帳・日誌を自動生成
- 状態管理:試薬・機器・人・文書などのリソースの現在の状態を把握
- アラート通知:状態変化や期限を事前に通知
- ワークフロー:決められた業務フローに沿って、次の作業へ自動接続
- ルール制御:条件を満たさない操作・工程の進行をシステムが阻止
- 権限制御:保有権限に応じた操作制御
- 監査証跡・トレーサビリティ:誰がいつ・何をしたかを履歴化
- 一元管理・即時出力:記録・文書・履歴を一括検索し、帳票を即時出力
- 名称:Oyster Lab OS(オイスター ラボ オペレーティング システム)
- 提供開始日:2026年9月17日
- 対象:検査・研究業務を行うラボ(衛生検査所、医療機関、企業の研究・検査部門等)
- 提供内容:試薬管理・機器管理・文書管理等の標準機能に加え、各ラボの検査・研究業務に応じた個別開発・導入支援
- 料金:初期導入費用+月額利用費用
- 導入方法:Forward Deployed Engineer(FDE)がラボ業務を理解し、設計・開発から導入まで伴走
- 公式HP:https://oyster-platform.com/lab-os
Craif株式会社について
Craif株式会社は、代表取締役の小野瀨隆一氏が率いる2018年創業のバイオAIスタートアップです。独自の解析技術基盤「NANO IP®︎」とAI技術を融合し、尿がんリスク検査「マイシグナル®︎」などの次世代検査の研究・開発を行っています。
会社概要
- 社名:Craif株式会社(英語表記:Craif Inc.)
- 代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
- 設立:2018年5月
- 資本金:1億円(2025年4月1日現在)
- 本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
- URL:https://craif.com/
本記事はCraif株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



