石原慎太郎氏の未刊原稿を収録 昭和の風雲児 が2026年9月17日に発売へ
作家や政治家として活動した石原慎太郎氏の未刊の原稿が、遺族の許可を得て書籍『昭和の風雲児』として2026年9月17日に刊行される。石原氏が八十九歳で亡くなってから四年となるなか、田園調布の居宅で録音された回顧録などが新潮新書より出版されることとなった。
遺族の許可を得て未刊原稿を刊行
生前に「それにしても三島さんが死んでから日本はつまらなくなった。あれからずいぶん経つが、私が死んだらもっとつまらなくなることだろう」と語っていた石原氏の未公開原稿がまとめられた。新潮新書編集部によると、石原氏から「いろいろ残しておきたい話がいっぱいあるんだ。テレコを持ってうちに来てくれ」と呼ばれて通った田園調布の居宅はすでに取り壊されているが、当時の応接室で語られた思い出話が収録されている。
昭和の黄金期や多彩な人物との交流を記録
本書では、戦後日本の黄金期に石原氏が触れ合ってきた著名人とのエピソードや自身の歩みが綴られている。目次には戦争体験や戦後の生活のほか、弟の裕次郎とのタッグ、高峰三枝子、映画監督のトリュフォーや小津安二郎、作家の三島由紀夫、川端康成、小林秀雄、演出家の浅利慶太、落語家の立川談志らとの交流に関する章が並ぶ。
特別付録と石原延啓氏による解説を収録
巻末には特別付録として「ノスタルジー」「ノスタルジーの続き」が収められるほか、石原延啓氏による解説が掲載される。石原氏の生きた時代や交友関係を振り返る内容となっている。
著者プロフィールと書籍情報


石原慎太郎(1932-2022)氏は神戸市生れ。一橋大在学中の1955(昭和30)年に「太陽の季節」で文学界新人賞を受賞し、翌年には同作で芥川賞を受賞した。1968年に参議院選に全国区から立候補して最高得票で当選後、衆議院議員を経て東京都知事を務めた。主な著作に『化石の森』(1970年刊、芸術選奨)、「生還」(1988年刊、平林たい子文学賞)、『弟』(1996年刊、毎日出版文化賞特別賞)、『わが人生の時の時』、『再生』などがある。
書籍の概要は以下の通り。
- タイトル:『昭和の風雲児』
- 著者名:石原慎太郎
- 発売日:2026年9月17日
- 造本:新書版
- 定価:946円(税込)
- ISBN:978₋4₋10₋611136₋5
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/611136/
本記事は新潮社の発表をもとに作成。
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