元気なシニアほど運動や交流を実践 日本リカバリー協会が休養行動の調査結果を発表
一般社団法人日本リカバリー協会は、一般社団法人日本疲労学会および株式会社ベネクスと共同で実施したインターネット調査「ココロの体力測定 2026」に基づき、60代以上のシニア世代における休養・抗疲労行動の分析結果を発表しました。元気なシニアほど単に身体を休めるだけでなく、運動や外出、人との関わりといった積極的な活動を取り入れ、質の高い休息を得る傾向が明らかになっています。

60歳以上は7つの休養タイプすべてで59歳以下を上回る
調査結果によると、60歳以上の休養行動は59歳以下と比べて7つの休養タイプすべてで実施率が高い結果となりました。具体的には「栄養タイプ」が68.9%で1.52倍、「転換タイプ」が63.8%で1.51倍、「運動タイプ」が48.9%で1.46倍と大きな差が見られたほか、「娯楽タイプ」が66.9%、「親交タイプ」が54.8%に達しています。シニア世代は身体を休めることにとどまらず、食事や運動、交流、気分転換など、複数の休養を日常生活に取り入れている状況が示されました。
元気なシニアほど運動や交流など多面的な休養を実践

60歳以上を疲労状態別に見ると、「元気な人」は「疲れている人(高頻度)」に比べ、7つの休養タイプすべてで実施率が高くなっています。特に「運動タイプ」は54.3%で1.36倍、「休息タイプ」は49.6%で1.34倍、「親交タイプ」は59.0%で1.29倍でした。


また、元気なシニアが実践している具体的な行動では、「ヨガ」が全体の2.49倍、「お菓子作り」が2.21倍、「囲碁・将棋」と「同性の友人と食事」がともに1.87倍、「スポーツ・運動で汗をかく」が1.80倍となるなど、運動や趣味、交流を伴う行動が上位に入りました。実施率の面では、「ウォーキング・ジョギング」が31.1%、「旅行」が25.7%、「家族と過ごす」が25.5%、「本を読む」が18.4%、「笑う」が15.4%となっています。


男女別や年代別でも休養行動に特徴

男女別の比較では、シニア女性は7つの休養タイプすべてで男性を上回りました。特に「転換タイプ」は女性80.5%に対し男性52.4%(1.54倍)、「休息タイプ」は女性58.6%に対し男性40.4%(1.45倍)、「親交タイプ」は女性65.8%に対し男性52.1%(1.26倍)と差が開いています。

年代別の変化では、元気な層において男女ともに年齢が上がるほど休養の実施率が高まる傾向が見られました。元気な70代男性は50代男性と比較して「造形・想像タイプ」が1.60倍、「運動タイプ」が1.47倍、「転換タイプ」が1.46倍に上昇し、「栄養タイプ」は72.9%、「娯楽タイプ」は69.4%となっています。元気な70代女性も50代女性と比べて「造形・想像タイプ」が1.78倍、「運動タイプ」が1.61倍、「親交タイプ」が1.41倍となり、「転換タイプ」は84.4%、「栄養タイプ」は82.4%に達しました。
調査概要と休養士養成講座の案内
今回の調査および関連する講座の概要は以下の通りです。
- 調査名:「ココロの体力測定 2026」
- 期間:2026年5月
- SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
- 方法:インターネット調査(厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して疲労度合を点数化)
また、休養学を伝える専門家を育成する「第十五回 休養士2級養成講座」が以下の日程で開催されます。
- 日時:2026年11月15日(日)10:00~17:00
- 形式:ハイブリッド開催(対面・オンライン/対面受講定員30名)
- 場所:成城ホール(砧区民会館)集会室E(東京都世田谷区成城6丁目2番1号)
- 詳細URL:https://recovery.or.jp/kyuyo-shi2ndcourse/
一般社団法人日本リカバリー協会は神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階に所在地を置き、代表理事は片野秀樹氏が務めています(公式URL:https://www.recovery.or.jp/ )。
本記事は一般社団法人日本リカバリー協会の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



