ミツカングループが新会社ミツカンファーム設立 徳島県美馬市でゆず自社栽培へ
ミツカングループは、ゆず果汁の安定調達に向けて、2026年8月1日に新法人「株式会社ミツカンファーム」を設立しました。新たな調達ルートとして徳島県美馬市でゆずの自社栽培に取り組み、2027年3月に同市の園地で約800本のゆず苗木を新植する予定です。持続可能な原料調達基盤の構築と地域活性化を目指し、今後は他地域への展開も検討するとしています。
新会社設立の背景とゆずを取り巻く環境
近年、ぽん酢や飲料などに使用されるゆず果汁の需要は国内で底堅く、海外でもゆず果汁を使用した商品の需要が高まっています。一方、ゆず産地では農業従事者の高齢化や担い手不足、農地の維持などが課題となっており、将来的な生産量の減少が懸念されています。
ミツカングループでは、これまで高知県安芸地区を中心とした産地との関係を築きながら、「かおりの蔵® 丸搾りゆず」などのぽん酢商品に使用する国産ゆず果汁を調達してきました。将来にわたる安定調達のため、既存産地との取り組みを強化するとともに、自社栽培を通じた新たな調達ルートの確保を進める方針です。
徳島県美馬市での自社栽培と地域連携
ミツカンファームが取り組む自社栽培は、徳島県および美馬市が進めるゆずの産地振興への貢献を目的としています。2026年3月には、株式会社Mizkan、徳島県、美馬市、全国農業協同組合連合会徳島県本部、徳島県農業協同組合の5者で「ゆずの産地振興に関する連携協定」を締結しており、今回の栽培はその一環となります。
栽培を予定している美馬市の園地面積は約1ヘクタールで、成園時の収穫量は青果で年間約20tを見込んでいます。2027年3月に約800本の苗木を新植する計画ですが、苗木から収穫までには4~5年ほどかかる見通しです。
株式会社ミツカンファーム代表取締役社長の西 祐二氏は、ゆず栽培そのものがグループにとって初めての挑戦であるとした上で、地域から学びながら原料の安定調達や産地の持続的な発展、地域活性化に貢献していきたいとしています。
株式会社ミツカンファームの概要
- 法人名:株式会社ミツカンファーム
- 代表者:代表取締役社長 西 祐二
- 設立:2026年8月1日
- 本社所在地:愛知県半田市中村町二丁目6番地
- 事業内容:農産物の生産、加工、仕入れ、農産物の選別、貯蔵及び運搬など
本記事はミツカングループの発表をもとに作成しました。
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