世田谷美術館の滞在プログラム、劇作家・演出家の川村智基が2026年秋に滞在へ
世田谷美術館とNPO法人アートネットワーク・ジャパンによるアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラム「Performance Residence in Museum 2026-27」において、滞在アーティストに劇作家・演出家の川村智基が選出されました。今回初めて実施された公募には38組の応募があり、審査を経て決定しました。川村智基は2026年9月から10月までの期間に計15日間、世田谷美術館に通って滞在活動を行います。


初の公募で38組から川村智基を選出
「Performance Residence in Museum」は、身体表現やパフォーマンス表現を行う若手アーティストを対象としたプログラムです。アーティストの創造環境や活動フィールドの拡張、幅広い視野で作家性を追求・表現する若手の支援および育成を目指しています。過去には作曲家・演出家の額田大志、演劇家の藤原佳奈、短歌を詠むダンサー/振付家の涌田悠、劇作家・演出家の村田青葉が参加しました。
滞在アーティストの対象は、3年以上の活動実績があり35歳以下、または活動を始めて15年以内のアーティストです。担当学芸員やプログラムディレクター、コーディネーターがサポートを行い、美術館で働く人や来館者との対話・交流の場も設けられます。
今回選出された川村智基は、「関係性から紐解く。僕と世田谷美術館と、―環境と振付。関わりと言葉。個人とあの時いたオバケとか。―」をテーマに掲げています。滞在中は、美術館を支える人や訪れる人との交流およびリサーチを通じ、創作テーマや表現手法の探求を深める予定です。

滞在期間中にはワークショップ形式のオープンデーが開催されるほか、2026年10月25日(日)には滞在報告会が一般公開されます。
オープンデー「編みなおす。僕とあなたとこの場所と、」では、世界を観測して1つの映像絵本を制作します。前半は川村智基による身体を用いたワークショップ、後半は日記映画を手がける映画監督の川上さわを招き、カメラで視点を記録するプログラムが予定されています。


オープンデーの開催概要は以下の通りです。
- 日時:2026年10月4日 (日) 11:00~15:00(11:00~12:30「ほどいてみる。僕の視点」編/13:00~15:00「編みなおす。あなたとの境界」編、午前・午後通し参加の方優先)
- 場所:世田谷美術館講堂 ほか
- 対象:中学生以上
- 定員:12名程度
- 参加費:無料
- 申込方法:予約フォームに必要事項を記入
滞在アーティスト・川村智基のプロフィール
川村智基は2001年生まれ、奈良県出身の劇作家・演出家で、大阪芸術大学に在学しています。2021年に「餓鬼の断食」を旗揚げし、関西弁の口語を用いた会話劇の創作や身体表現の探求、他領域アーティストとの協働を行っています。
2024年より西陽〈ニシビ〉プロジェクトメンバーとしても活動しており、『DOGHOUSE』で第70回岸田國士戯曲賞にノミネートされたほか、『Fusion,(フュージョン、)』で第23回AAF戯曲賞最終候補となりました。クマ財団クリエイター奨学金第8.9.10期採択、無隣館インターナショナルなどでも活動しています。
飢餓の断食WEBサイト:https://gakinodanjiki.jimdosite.com/
世田谷美術館×アートネットワーク・ジャパン「Performance Residence in Museum 2026-27」の概要は以下の通りです。

- 実施日程:2026年9月29日(火)〜10月25日(日)※予定
- 会場:世田谷美術館
- プログラム特設サイト (note):https://note.com/sam_anj_air/
- プログラムディレクター:米原晶子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
- プログラムコーディネーター:名取萌音・浜野あすか・細川浩伸(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
- 主担当学芸員:吉田絵美(世田谷美術館)
- 副担当学芸員:杉浦駿介(世田谷美術館)
- 主催:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、NPO法人アートネットワーク・ジャパン
- 後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
本記事は世田谷美術館およびNPO法人アートネットワーク・ジャパンの発表をもとに作成しました。
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