クローバー・テクノロジーズ、佐賀市の系統用蓄電所を着工 27年1月末運用開始へ
株式会社クローバー・テクノロジーズは、合同会社佐賀とくまんパワーより佐賀県佐賀市で開発される系統用蓄電所のEPC(設計・調達・施工)を受注し、本格的な建設工事に着手した。2026年7月1日付で受注し、同年9月11日に地鎮祭を執り行っている。連系および運用開始は2027年1月末頃を予定している。
事業の背景と運用方針
九州エリアでは太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入が進む一方、天候や時間帯による発電量の変動に伴い、電力の供給量と需要量のバランスを保つ調整手段が重要になっている。系統用蓄電池は、電力系統から充電し、需給状況や市場環境に応じて放電することで、需給調整や再生可能エネルギーの有効活用に寄与する。
同施設では、設備容量を一律に大型化するのではなく初期CAPEX(設備投資額)を抑えて投資負担を軽減し、運用開始後の市場環境や収益性を踏まえて将来的な容量追加も検討できる事業モデルの構築を目指す。運用開始後は、JEPX(一般社団法人日本卸電力取引所)および需給調整市場などを活用した運用を想定しており、市場制度や設備要件を確認しながら運用方法の最適化を図る。
蓄電所の設備概要
計画されている蓄電所の主要な概要は以下の通り。
- 事業者:合同会社佐賀とくまんパワー
- EPC事業者:株式会社クローバー・テクノロジーズ
- 所在地:佐賀県佐賀市
- 連系電圧:6.6kV
- 最大受電電力:1,988kW
- 蓄電池容量:4,579kWh(241kWh×19台)
- 蓄電池/PCS:HUAWEI
- EMS:デジタルグリッド株式会社
- EPC契約日:2026年7月1日
- 地鎮祭:2026年9月11日
- 連系・運用開始:2027年1月末頃を予定
今後の見通し
同社は2027年1月末頃の系統連系および運用開始に向け、発注者や関係事業者と連携して建設工事を進める。また、運用開始後の2027年春までを目途に、関係者を招いた竣工記念行事などの開催が検討されており、内容や時期は決定後に案内される予定となっている。
本記事は株式会社クローバー・テクノロジーズの発表をもとに作成。
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