ARKがシリーズAで総額約13億円を調達 陸上養殖のグローバル展開などを加速へ
モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システムを手がける株式会社ARKは、シリーズAラウンドとして出資および融資により総額約13億円の資金調達を実施しました。

今回の調達は、UntroD Capital Japan株式会社、Beyond Next Ventures株式会社、東京農工大学ファンドを運営するBPキャピタル株式会社のリードインベスターをはじめとするベンチャーキャピタルや事業会社からの出資と、株式会社りそな銀行、株式会社北國銀行、株式会社日本政策金融公庫からの融資によるものです。
資金調達の目的と今後の展開
株式会社ARKは「LET THE OCEAN REST, CREATE YOUR OWN(海を休ませるために、陸に小さな海をつくる)」をコンセプトに掲げ、どこでも・だれでも陸上養殖ができる仕組と文化づくりに取り組む研究開発型スタートアップです。モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システム(RAS)の社会実装と陸上養殖で生産した水産物の市場創造を進めてきました。
今後はグローバルサウスなどの戦略地域において事業展開を本格化させる方針です。調達した資金は、事業基盤の強化をはじめ、陸上養殖システムに係る技術及び製品開発、陸上養殖場の開発、それらの取り組みを支えるグローバル人材の採用に投資していくとしています。
海外実証事業の採択と政策的背景
同社は2026年6月、UAEおよびインドネシアでのモジュール型閉鎖循環式陸上養殖の実証事業について、経済産業省の令和7年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択されました。政府による支援も活用し、国内で培った技術をもとにUAE・インドネシアへの事業投資を起点としたグローバル展開を進める計画です。
また、2026年7月に政府が策定した「日本成長戦略」において、17の戦略分野の一つにフードテックが位置づけられ、陸上養殖も主要な製品・技術の一つとして掲げられています。こうした政策的な動きを背景に、陸上養殖の社会実装をさらに加速させるとしています。
代表取締役CEOグループ代表 栗原洋介のコメント

代表取締役CEOグループ代表の栗原洋介は、海外戦略の核としてUAE・アブダビをはじめとするグローバルサウスでの取り組みを挙げ、新交易ルート「IMEEC」の要衝において過酷な環境に強い同社のRAS技術とハタ類養殖を強みに持続可能な水産物供給ハブの構築と各地域の食料安全保障に貢献していく方針を示しています。また、同社が掲げるモジュール型陸上養殖について「多様な魚種を『どこでも、だれでも養殖できる』仕組を作る、まさに『水産業の民主化』への挑戦です」と述べています。
本ラウンドにおける投資家および金融機関
- UntroD Capital Japan株式会社(リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合)
- Beyond Next Ventures株式会社(Beyond Next Ventures3号投資事業有限責任組合)
- BPキャピタル株式会社(TUAT1号投資事業有限責任組合)
- 静岡ガス株式会社
- KOBASHI HOLDINGS株式会社
- 株式会社イグニシア
- 長谷虎グループ
- STATION Ai株式会社・株式会社ディープコア(STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合)
- W株式会社(W ventures 2号投資事業有限責任組合)
- 株式会社りそな銀行
- 株式会社北國銀行
- 株式会社日本政策金融公庫
株式会社ARK 会社概要
- 会社名:株式会社ARK / ARK Inc.
- 代表者:代表取締役CEOグループ代表 栗原洋介
- 設立:2020年12月
- 本社:神奈川県平塚市千石河岸57−7
- 事業内容:モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システムの設計・開発・製造および関連サービスの開発・提供
- 海外拠点:ARK WORLDWIDE LTD.(英国)/ARK ASIA PACIFIC SDN. BHD.(マレーシア)
- Web:https://www.ark.inc/
本記事は株式会社ARKの発表をもとに作成しました。
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