県立広島大学初のDDP第1期生2名が修了へ アンダラス大学と2つの学位取得
県立広島大学(学長:森永力、所在地:広島市南区)大学院総合学術研究科 生命システム科学専攻において、本学初となるダブルディグリープログラム(DDP)協定を結ぶインドネシアのアンダラス大学との第1期生2名が、両大学での学びを修了し2つの学位を取得します。
学生らはそれぞれの専門分野で持続可能な社会に向けた研究成果をあげたほか、本学学生や地域住民との交流にも参加しました。
土壌改良や農薬検出に関する研究成果を創出
DDP学生のNabila(ナビラ)さんは、環境にやさしい土壌改良材として期待される竹由来バイオ炭が、土壌中の微生物活動や温室効果ガス排出に与える影響を明らかにしました。この研究成果は、持続可能な農業に向けた土壌管理技術の開発への貢献が期待されています。
また、Salma Athiyya(サルマ・アティーヤ)さんは、パーム油製造で発生する廃棄物を活用し、農薬の検出に役立つ新たな蛍光材料およびセンサー技術を開発しました。環境負荷の少ない簡便な検査技術の実現への貢献が期待されます。
両名は研究活動に加え、学内の学生や地域住民との交流にも積極的に参加しており、大学の国際化推進やキャンパスの多様性向上につながる活動を行いました。
双方向の学びを通じた人材育成と連携
県立広島大学大学院では、地域に根差し、世界に通用する大学院を目指し、広い視野と高度な専門性を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。
DDPは海外からの学生受け入れにとどまらず、本学学生もアンダラス大学で学び、同大学の修士学位を得ることができる双方向の国際教育プログラムです。異なる文化や教育システムの中で学び交流する機会を通じて、本学学生が多様な価値観への理解を深め、国際的な視野を広げることが期待されています。
今後もDDPを通じて協定校との教育・研究面での連携を深めるとともに、学生同士の交流や海外での学びの機会を充実させ、本学学生の国際的な学びと成長につなげていく方針です。
ダブルディグリープログラムおよび実施専攻の概要は以下の通りです。
- ダブルディグリープログラムの概要:文部科学省ウェブサイトの定義によると「我が国と外国の大学が、教育課程の実施や単位互換等について協議し、双方の大学がそれぞれ学位を授与するプログラム」とされています。アンダラス大学のDDP参加学生は、入学後1年間は原籍大学で学び、2年目に本学に入学します。令和8年9月に第2期生が入学予定です。
- 総合学術研究科 生命システム科学専攻:豊かな自然と地域資源に恵まれた庄原キャンパスを拠点とし、生命科学、食品資源科学、環境科学に関する高度な研究の中で、人類が抱える諸問題の解決に取組む専門性の高い人材を養成しています。
本記事は県立広島大学の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



