「楽器を演奏してみたい」人は4割、ピアノが人気

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが2024年8月に実施した「楽器の演奏に関する調査」によると、全国20歳~69歳の男女のうち、54.1%が楽器の演奏経験があることがわかった。演奏したことがある楽器の1位は「ピアノ(電子含む)」で31.7%、次いで「ハーモニカ」「アコースティックギター/クラシックギター」と続いた。特に「ハーモニカ」の演奏経験は年齢が上がるほど高く、60代では37.3%に達した。

楽器の演奏経験者のうち、現在も演奏をしている人は2割にとどまり、多くは「昔やっていたが、今は演奏していない」と回答した。練習方法としては、「自宅で一人で練習する」が65.6%で最も多く、次いで「複数人で一緒に練習する」「自宅以外の場所で一人で練習する」が2割台で続いた。

今後演奏してみたい楽器がある人は42.3%で、特に女性では半数が「演奏してみたい楽器がある」と回答した。演奏してみたい楽器の1位も「ピアノ(電子含む)」で、女性でやや高め。一方、「エレキギター」は男性でやや高い結果となった。

楽器について思うことでは、「上達するのが楽しい」「ストレス発散になる」が2割台で上位に挙がった。特に女性の20代・30代・60代では、これらに加えて「楽器を演奏できるとカッコイイと思う」「好きな曲を演奏できるようになりたいと思う」などが高く、楽器演奏に対して前向きな姿勢がうかがえた。

この調査結果から、多くの人が楽器演奏に興味を持っており、特に女性では演奏への意欲が高いことがわかる。楽器演奏は上達の喜びやストレス発散など、様々な魅力を持っているようだ。今後、より多くの人が楽器演奏を始めるきっかけになることが期待される。