世界的デジタルアーティストGrant Yunの日本初個展、原宿ハラカドで

株式会社Raptorsが運営するアートブランド「GAAAT」は、世界的デジタルアーティストGrant Yunの日本初個展を東京・原宿の「BABY THE COFFEE BREW CLUB」にて8月8日から14日まで開催した。Grant Yunは、デジタルとブロックチェーン技術を活用してリアリズムの新しい形を探求するアーティストで、Sotheby’sのオークションや美術館展示でも評価されている。

韓国系アメリカ人のGrant Yunは幼少期を韓国と日本で過ごし、日本の風景を描く際に子供の頃の想像力を刺激したものを表現したいと語った。今回の個展では、約1,500人が来場し、多い日では1日500人に及ぶ盛況ぶりだった。

GAAATは、デジタル作品をフィジカルアートに変換する「Metal Canvas Art」などを通して新たなアート価値を届けており、今後も海外アーティストとのコラボレーションに積極的に取り組む方針だ。Metal Canvas Artは、メタル製のキャンバスに2.5次元での立体表現を施し、NFCチップを用いて購入者向けの限定的なデジタルコンテンツを提供するなど、物理的なアートに止まらない拡張されたデジタル体験を提供している。

GAAATは、2次元のデジタルと3次元のフィジカルを横断するアートブランドとして、五感を通してアート体験を拡張することを目指している。現在、世界各地で展覧会を開催するほか、アーティスト支援のコミュニティ運営やWeb3領域とのコラボレーションにも取り組んでいる。