大和総研がデータ分析基盤移行支援ツールSmartrekをプレビューリリース
株式会社大和総研は、組織内に散在する分析ロジックやEUC資産をAIで解析・可視化し、AI活用に適したデータ分析基盤への移行を支援するソリューションツール「Smartrek」をプレビューリリースしました。
同ツールは、既存のデータ分析基盤で作成された分析ロジックや、Excel・マクロで構築された処理フローの構造および依存関係をAIで解析し、可視化からモダンかつAI活用に適したデータ分析基盤への移行までを一貫して支援します。
背景と開発の目的
株式会社大和総研はこれまで、AIを活用したシステム移行ソリューション「Smartrans」により、基幹系・既存コア領域のシステムであるSoR(System of Record)のモダナイゼーションを支援してきました。一方で、企業のデータ分析や意思決定を支える領域であるSoI(System of Insight)においては、長年蓄積された分析資産の属人化やブラックボックス化が課題となる場合があります。
Smartrekは、分析資産の構造や依存関係をAIで解析・可視化するとともに、移行前後の処理結果を比較・検証しながら、AIやデータ活用に適したデータ分析基盤への移行を支援することで、分析資産を誰もが活用できる環境を整える「データ・AIの民主化」への貢献を目指しています。
なお、分析ロジックとは基幹システム等のデータを営業部門やマーケティング部門などが活用できる情報へ変換するための処理を指し、EUC(End User Computing)資産とは業務部門の利用者が自ら構築・運用するExcel・マクロなどのシステムやツールを指します。また、Smartrekは商標登録出願中です。
Smartrekの主な特長
Smartrekは、既存の分析資産やEUC資産に対して以下の3つのアプローチを提供します。
- 既存処理の解析・可視化による知見継承
既存分析基盤の分析ロジックや処理フローをAIで解析して仕様書としてドキュメンテーション化し、既存処理の可視化を通じて特定の担当者に依存しない運用と組織内での知見継承を支援します。
- モダンなデータ分析基盤への移行と自律的現新一致検証
AIを活用して既存処理のモダンなデータ分析基盤への移行を支援するほか、移行前後の処理結果を比較してAIで結果の整合性を検証(現新一致検証)します。これにより、移行に伴う工数や品質リスクの低減を図りながら、効率的なマイグレーションを推進します。
- 業務部門で活用しやすいノーコード化
既存処理をそのまま移行するのではなく、ノーコード中心のデータ分析基盤に適した形で業務単位や処理単位ごとに区分けし、可視性や視認性の高い構造へ再構築します。これにより、業務部門における処理内容の把握や活用を容易にします。
適用領域と今後の展開
Smartrekは現在、以下のプロジェクトで適用を開始しています。
- Excel・マクロ・Accessなどの業務用スプレッドシートに対しての解析・可視化
- SAS言語で構成されたバッチETL処理の解析およびデータ分析基盤「Dataiku」の処理フローへの移行
今回のプレビューリリースでは、利用者の分析資産や利用環境を確認したうえで、効果検証に最適な対象範囲を協議しながら定め、Smartrekの適用可能性を検証していくとしています。今後は、取り扱える既存分析ロジックや処理フロー、移行先となるモダンなデータ分析基盤の対象拡大を進めるとともに、AI技術の進展に合わせて継続的に機能を強化していく予定です。
関連情報・お問い合わせ
- Smartrekの詳細(大和総研ITソリューションサービスサイト)
https://itsolution.dir.co.jp/itsolution/s/list/system-renewal/smartrek-MC6BSTU636QRA3LKK3BSAEJIY3UY
- Smartransの詳細
https://itsolution.dir.co.jp/itsolution/s/list/system-renewal/smartrans-MCI7CP7OEPHFG77BL6MTYB3OXZ7M
- お問い合わせ先
https://it-solution.dir.co.jp/l/973193/2022-05-13/322c
本記事は株式会社大和総研の発表をもとに作成されています。
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