秋田市立千秋美術館で日本初のグスタフスベリ展が2026年10月17日より開催へ
スウェーデンの陶磁器メーカー「グスタフスベリ」の歴史と魅力をひもとく日本初の展覧会「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」が、秋田市立千秋美術館で2026年10月17日(土)から12月20日(日)まで開催されます。

同展では、グスタフスベリを代表する4人のデザイナーに焦点をあて、スウェーデン国立美術館の所蔵品約300点を展示します。
日本初となるグスタフスベリの展覧会
グスタフスベリは1825年にスウェーデン南東部の港町で設立され、現在も同地で生産を続けている陶磁器メーカーです。北欧のメーカーにおいて生産拠点を国外に移す動きもあるなか、現在も現地での生産を継続しています。
スウェーデンの首都ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館は、4万5000点にのぼるグスタフスベリ・コレクションを管理しています。今回の展覧会では、その中から厳選された約300点が一挙に公開されます。
4人のデザイナーが手掛けた名作を紹介
展示では、グスタフスベリを支えた4名のデザイナーの作品を通じて、スウェーデン・デザインの理念や日常にもたらした役割をたどります。

- ヴィルヘルム・コーゲ(1889 -1960)
1917年に契約しアーティスティック・ディレクターに就任。アーティストが自由に制作できる「G-スタジオ」を立ち上げ、大量生産と芸術性の融合を追求しました。日本の民藝運動との交流もあり、作品には東洋や中南米の影響が見られます。




- スティグ・リンドベリ(1916 -1982)
コーゲの跡を継いでアーティスティック・ディレクターを務め、緑の葉の文様が特徴的な「べショー」シリーズなどを手掛けました。色彩豊かで遊び心のある製品を熟練の絵付師による手描きで量産しました。
- リサ・ラーソン(1931-2024)
リンドベリの招きでG-スタジオの実習生として参加し、独特のデフォルメを施した動物や人物の置物(フィギュリン)を制作しました。温かみとユーモアのある作品群はグスタフスベリの主力商品となりました。



- カーリン・ビョルクヴィスト(1927- 2018)
同社初の女性アーティスティック・ディレクターを務め、1991年にはノーベル賞の晩餐会用ディナーセット「ノーベル・サービス」をデザインしました。スタッキング可能な食洗機対応コーヒーカップなど、日常に寄り添う実用的な食器も生み出しました。
草創期から現代へと受け継がれる精神
展覧会は、1825年の創業期からブランドとしての地位を確立する過程を紹介するプロローグから始まります。当初はドイツやイギリスの影響を受けていましたが、1870年代頃から身近な植物やヴァイキングモチーフを取り入れ、独自性を高めていきました。
エピローグでは、4人のデザイナーが手掛けた皿20枚をグスタフスベリ陶磁美術館の壁掛展示を模した形で展示します。工場跡の一部は現在、アーティスト・イン・レジデンス施設として活用されており、職人たちによる一部の復刻版の製造とともに、ものづくりの精神が受け継がれています。
展覧会概要
- 展覧会名称:スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし
- 会期:2026年10月17日(土)〜12月20日(日) 会期中無休
- 開館時間:午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
- 会場:秋田市立千秋美術館(秋田県秋田市中通二丁目3-8)
- 主催:秋田市立千秋美術館、ABS秋田放送
- 後援:スウェーデン大使館、秋田魁新報社、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、エフエム秋田、CNA秋田ケーブルテレビ
- 特別協力:スウェーデン国立美術館
- 協力:全日本空輸、仲小路振興会、西武秋田店
- 企画協力:S2
- 制作協力:NHKプロモーション
- 観覧料:一般 1,300円(1,100円)、大学生 800円(640円) ※高校生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体、前売、障がい者割引、および秋田県立美術館との相互割引料金 ※くるりん周遊パスで観覧の場合、一般990円、大学生590円
- 前売券販売所:秋田市立千秋美術館、さきがけニュースカフェ、ローソンチケット(Lコード:21745)
本記事は秋田市立千秋美術館、ABS秋田放送の発表をもとに作成しています。
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