Dellows News

らららこども園新園舎、第20回キッズデザイン賞の新価値創出賞を受賞

群馬県桐生市の社会福祉法人ビハーラが運営する「らららこども園」の新園舎が、「第20回キッズデザイン賞」の子どもの参加・参画部門において、新価値創出賞(経済産業大臣賞)を受賞した。

同園舎は、子どもの安全を守りながら地域に開かれ、園児と地域住民との自然で緩やかなつながりを生み出す建築として評価を受けた。

新園舎は、毎月24日に行われる「お地蔵さまの縁日」の会場となる縁日通りに沿って立地している。建物全体を高さの異なる7つの切妻屋根の棟に分け、周辺のまちなみに合わせた構成とし、各棟を通りに沿ってずらして配置することで、外側にベンチ、軒下、植栽が連続する歩道空間を設けた。

園舎外部には、軒下、縁側、パーゴラ、テラス、ベンチ、植栽を連続して配置した遊歩道状の空間「エン」があり、園児や保護者だけでなく地域住民も立ち寄ることができる。園舎内部には、かつての子どもの遊び場だった路地を想起させる共用空間「ロジ」を設置。居間のように落ち着いて過ごせる保育室と組み合わせることで、子どもが活動や状態に応じて場所を選択できる構成としている。

園舎内外に広がる保育環境と地域交流

園児は園舎内や園庭に加え、離れた場所にある畑での野菜づくりや、寺院境内および周辺地域への散歩などを行っている。園内ではモンテッソーリ教育を取り入れ、子どもの動きや活動内容に合わせて家具の配置を調整しながら空間を使用している。

審査では、園児の安全を確保しつつ地域住民との緩やかな交流を促し、建築を通じて子どもを街全体で育て見守る地域の新たな価値創出に貢献している点が評価された。

縁日や販売を通じた日常的な接点

園舎では現在、園児が畑で育てた野菜を販売するスタンドが設置されているほか、玄関前のベンチなどではパンや野菜の販売が行われ、保護者や地域住民が会話を交わす場となっている。

毎月24日の縁日には、園舎の軒下やテラスを出店場所や休憩場所として活用できるよう設計されており、日常的な地域との接点として機能している。

建築・法人概要

  • 法人名:社会福祉法人ビハーラ
  • 代表者:理事長 月門 海
  • 所在地:群馬県桐生市
  • 運営施設:らららこども園、らららぷらす
  • 事業内容:幼保連携型認定こども園、児童発達支援、放課後等デイサービス
  • 用途:幼保連携型認定こども園
  • 敷地面積:1,190.75平方メートル
  • 建築面積:420.66平方メートル
  • 延床面積:662.51平方メートル
  • 供用開始:2025年4月
  • 設計:飯山千里建築設計事務所
  • 公式サイト:https://viha-la.com/

本記事は社会福祉法人ビハーラの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間