業務用拡声器の魅力を一般向けに、ノボル電機が80年の歴史を詰め込んだオーディオ

拡声器メーカーのノボル電機が、創業80周年を記念して船舶ブルーの拡声器オーディオ「スタックアンプ」を8月9日よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先行発売する。

「スタックアンプ」は、Bluetooth内蔵1Wモノラルアンプとホーン型スピーカーで構成されるコンパクトオーディオだ。2023年にクラウドファンディングにて支援者を募集し、達成率1755%の大成功を収めた商品で、現在は家電量販店やインテリアショップでも取り扱われている。

今回発売される「船舶ブルー」モデルは、漁船やタンカー、コンテナ船、自動車運搬船などの大型船舶に実際に使用されている塗料を使用。渋いけど可愛い独特の世界観を生み出している。

「スタックアンプ」の最大の特徴は、最新のデジタルオーディオには無い「ノスタルジックな音質」だ。周波数帯域は蓄音機を彷彿とさせる音域と、ホーン型の特徴である音の反響が相まって、独特な音響空間を演出する。

周波数特性
スピーカーとアンプ

スピーカーはアルミ鋳造製の重厚感あふれる佇まいで、背面にはアルミ銘板に製品仕様を刻印、リベットを打ち込むことで業務用と同じ耐久性を実現。製品正面の丸形銘板には製造連番が刻印され、あなただけの一品仕様となっている。

アンプはあえてアナログアンプを採用し温かみのある音質を提供。業務用の筐体に無色アルマイト染色後ヘアライン加工を施し、業務用の堅牢性とインテリアとしての意匠性を並立させた。

ノボル電機は、広報車用スピーカーや清掃車のオルゴール放送、呼び出し放送、防水型メガホン、汽笛、防災行政無線のスピーカーなど、どこかで存在を感じてもらっている製品を製造してきた。その技術を多くの人々に身近に感じてもらいたいという想いから、一般消費者向けガジェットブランド「ノボル電機製作所」を立ち上げた。

“不器用なガジェットの愛おしさ”をコンセプトに掲げ、シンプルな機能と風合いのあるスイッチや質感を大切にし、少し無骨な、それでいてやさしい気持ちになれる製品を展開している。