IWC、インヂュニア SL誕生50周年を記念した限定モデル2種を発表
IWCシャフハウゼンは2026年9月15日、1976年に発表された「インヂュニア SL」(Ref. 1832)の誕生50周年を記念する2つの限定モデルを発表した。展開されるのは40 mmと35 mmの2サイズで、それぞれ1,150本限定で生産される。いずれも1970年代のモデルから着想を得たサテン仕上げのシルバーメッキ文字盤を採用している。


1976年の名作「インヂュニア SL」を着想源としたデザイン
1976年、ジュネーブを拠点に活動したアーティスト兼時計デザイナーのジェラルド・ジェンタが手がけた「インヂュニア SL」(Ref. 1832)が登場した。1976年から1983年にかけて598本が製造された同作は、現在ではIWCの歴史上で人気の高いモデルの1つとなっており、2023年に発表された現行インヂュニアの原型にもなっている。

今回発表された「インヂュニア・オートマティック 40 “50th Anniversary”」(Ref. IW328910)と「インヂュニア・オートマティック 35 “50th Anniversary”」(Ref. IW324909)は、当時のバリエーションに見られたサテン仕上げのシルバーメッキ文字盤を採用した。文字盤にはスーパールミノバ®をコーティングしたロジウムメッキの針とメタルのアワーマーカーを組み合わせている。さらに、文字盤の「Ingenieur」下部にある稲妻マークを、50周年を記念した「50」へと変更するアレンジが施された。





ジェラルド・ジェンタ・ヘリテージ協会共同創設者でジェラルド・ジェンタの娘であるアレクシア・ジェンタは、父の作品が今も多くの人々にインスピレーションを与え続けていることや、IWCがその芸術的遺産を受け継ぎながら象徴的なデザインを発展させていることへの敬意を示している。
2つのサイズ展開と搭載ムーブメント
両モデルのケースとブレスレットはステンレススティール製で、5つのネジで固定された特徴的なベゼルを備えている。仕上げにはサテン仕上げとポリッシュ仕上げが組み合わされており、40 mmモデルのブレスレットはサテン仕上げ、35 mmモデルでは中央のリンクにポリッシュ仕上げが施されている。
搭載ムーブメントと仕様の詳細は以下の通り。
- インヂュニア・オートマティック 40 “50th Anniversary”:IWC自社製ムーブメントのキャリバー32111を搭載。ダブルラチェット式巻き上げ機構を備え、120時間のパワーリザーブを蓄える。オリジナルの「インヂュニア SL」と同様に軟鉄製インナーケースを採用し、磁場からムーブメントを保護する。
- インヂュニア・オートマティック 35 “50th Anniversary”:IWC製キャリバー47110を搭載。サファイアガラスのシースルー裏蓋から、ペルラージュ装飾やコート・ド・ジュネーブが施されたムーブメントおよびゴールドメッキのローターを鑑賞できる。
多彩な素材と複雑機構へ広がるコレクション
2023年に新たなインヂュニアが登場して以降、同コレクションはケースサイズや文字盤カラー、素材、複雑機構の拡充が進められている。素材面ではステンレススティール、チタン、18Kレッドゴールドのほか、ブラックやカラフルなセラミックまで展開している。機能面においても、パーペチュアル・カレンダーやトゥールビヨンなどをラインナップに加えている。
本記事はIWCシャフハウゼンの発表をもとに作成。
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