freee、入出金明細の消込に対応するPublic APIを2026年10月以降に提供へ
freee株式会社は、入出金明細と取引データの消込に対応するPublic APIを、2026年10月以降にfreee認定アドバイザー向けへ順次提供することを発表しました。併せて、AIエージェントからfreeeの各種APIを直接操作できるMCPサーバー「freee-mcp」も、本APIに順次対応する予定です。
入出金明細の消込作業をAPIやMCPサーバー経由で実行可能に
中小企業の経理現場や税理士・会計事務所では、銀行口座などの入出金明細と会計データを照合する消込作業に多くの時間が割かれています。特に取引件数が多い事業者では、一件ずつ内容を確認して対応する取引との紐付けや新規取引の登録を行う必要があり、記帳業務の負担となっていました。
freeeは、2026年3月にAIエージェントからfreeeの各種APIを直接操作できるMCPサーバー「freee-mcp」をOSSとして公開し、会計、人事労務、請求書、申告、固定資産などへ対応領域を拡大してきました。今回、新たに入出金明細の消込に必要な操作をPublic APIとして提供することで、外部システムやAIエージェントから明細と取引の紐付け、新規取引の作成、自動登録ルールの適用などが可能になり、記帳業務における自動化の範囲をさらに広げるとしています。
Public APIとMCPサーバーで実行可能になる操作
今回のPublic APIおよびMCPサーバーの対応により、以下の操作が可能になります。
- 未決済取引と明細の消し込み:Public API・MCP経由で未決済取引と明細を紐付ける取引作成
- 明細を消し込む取引作成:明細に紐付ける形での新規取引作成
- 消込時の区分指定:プライベート取引や口座振替取引としての作成、および明細に対する「無視」の登録
- 取引ステータスの復元:消込済みや無視済みの取引を、未処理状態の明細へ戻す操作
- 自動登録ルールの適用:作成済みの自動登録ルールを、未処理明細に対してAPI経由で一括適用
提供スケジュールと対象範囲
本APIを活用した入出金明細の消込機能は、事務所独自のカスタムAIエージェントを作成できる「freee Agent Hub」においてすでに利用可能です。
Public APIおよびMCPサーバー「freee-mcp」については、2026年10月以降、freee認定アドバイザー向けに順次提供される予定です。その他のユーザーへの提供範囲についても今後順次拡大が予定されています。なお、提供時期および提供内容は開発状況などにより変更となる場合があります。
freeeが目指す「D4Uテクノロジー」
同社は「D4U(Done for You)テクノロジー」として、スモールビジネスが安心してAIに業務を任せられる仕組みを掲げています。人間にとっていかに使いやすいかという「Done by You」から、AIにいかに任せ切れるかという「Done for You」の体験へ移行することを目指し、低コスト設計、持続的な成長モデル、高い安全基準、信頼できる実行力という4つの価値を通じて新しい業務体験の実現を図る方針です。
freee株式会社 会社概要
- 会社名:freee株式会社(商号:フリー株式会社)
- 代表者:CEO 佐々木大輔
- 設立日:2012年7月9日
- 所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21F
- 公式サイト:https://corp.freee.co.jp/
本記事はfreee株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



