SiNCE、生成AI活用を支えるオントロジーの解説漫画を公開
株式会社SiNCEは、企業固有の業務知識を生成AIが活用できる形に整理する「オントロジー」について解説した漫画資料を公開した。社内用語の取り違えやベテラン社員への依存など、生成AI導入後に生じる実務上の課題を解消するための考え方を紹介している。データ基盤に詳しくない経営者やDX・AI推進担当者でも読み進めやすい内容となっている。
業務の意味や判断基準をAIに伝えるオントロジー

生成AIを実務に導入しても、社内用語の意味を取り違えたり、例外判断を人が確認しなければならなかったりする課題が残るケースがある。その背景には、企業固有の用語や判断基準、業務ルール、過去の経験などが、AIから利用できる知識として整理されていない状況があるという。
オントロジーは、企業の業務に存在する言葉の意味や関係性、判断基準などをAIが利用できる形で構造化する知識基盤の考え方だ。社内文書を検索して情報を渡すRAGに対し、オントロジーは主要顧客の定義や状況ごとの対応優先度といった業務の意味や判断基準を整理する役割を持つ。同社は、RAGとオントロジーのそれぞれの役割を組み合わせることが重要だとしている。
業務経験の長い社員が持つ「どの情報を見るべきか」「どの条件なら例外対応するのか」といった判断基準は、マニュアルやデータに明文化されず属人化しやすい。こうした知識が個人の頭の中にしかない場合、異動や退職によって失われる恐れがある。
オントロジーを構築することで、個人に蓄積された経験や暗黙知を組織全体で活用できる知識へ変え、企業の資産として継承していくことが可能になるという。公開された資料では、生成AIが企業固有の業務を理解しにくい理由や、RAGとオントロジーの違い、暗黙知をAI向け知識に変える方法などが漫画と図解で解説されている。
企業専用の知識基盤を構築する「Ontology Boost」
株式会社SiNCEでは、企業固有の業務知識を整理・構築するサービス「Ontology Boost」を提供している。LLMそのものに学習させるのではなく、LLMの外側に企業専用の知識基盤を構築することで、利用する生成AIが変更されても知識を継続して活用できる状態を目指す。
同サービスでは、既存の資料やログからの情報整理に加え、独自開発の「Hearing AI」による音声インタビューを通じて業務経験者の判断ロジックを抽出する。現在社内にある資料から着手でき、最短4週間での運用開始を目指すとしている。
資料および会社概要

今回公開された資料の詳細は以下の通り。
- 資料名:AI時代、仕事はどう変わるのか。その変革を支える「オントロジー」という考え方
- 内容:オントロジーの基本的な考え方、暗黙知、RAGとの違い、企業における活用方法などを漫画と図解で解説
- 対象:経営者、事業責任者、DX・AI推進担当者、情報システム部門、データ活用担当者など
- 漫画解説資料URL:https://share-na2.hsforms.com/26tzqQ7yXTgSOnPRl5B-GvQce0sc

株式会社SiNCEの概要は以下の通り。
- 商号:株式会社SiNCE
- 代表:代表取締役 一筆将人
- 設立:2020年2月27日
- 資本金:59,000,000円
- 所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目3-8 WTC annex 11-12階
- 事業内容:データ活用支援、AI導入・コンサルティング、DX推進支援、マーケティング、広告運用ほか
- URL:https://since2020.jp/

本記事は株式会社SiNCEの発表をもとに作成。
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