やしまグループがキモノグラースをキモノグラース エディションへ刷新
広島を拠点に着物・ジュエリー販売などを展開するやしまグループは、カジュアル着物のセレクトブランド「キモノグラース」を秋冬の新作から「キモノグラース エディション」へリブランディングします。着物を特別な日の伝統衣装としてだけでなく、ジーンズやワンピースのように気分や行き先で選ぶファッションのひとつとして再定義します。
縮小傾向が続く呉服市場とファッションの選択肢
国内の着物市場は転換期を迎えています。矢野経済研究所が2026年4月に発表した調査によると、2025年の国内呉服小売市場規模は2,030億円で前年比95.8%となり、2年連続で市場が縮小しました。さらに2026年は前年比96.1%となる1,950億円まで縮小すると予測されています。物価高などを背景に消費者の購買行動が慎重になるなか、モノだけでなくコトを重視する傾向が強まっていると分析されています。
一方で、2024年の国内アパレル総小売市場は8兆5,010億円、前年比101.7%となり、4年連続で前年を上回りました。同グループは、着物を和装という独立したカテゴリーだけでなく、洋服と同じファッションの選択肢として日常に取り戻すことが新しい市場をつくる鍵になると捉えています。
大人が自分のために選ぶスタイルへの進化
キモノグラースはこれまで「もっとお洒落に、カジュアルに。」を軸に、着物を普段のお出掛けにも楽しめる上質なカジュアルファッションとして提案してきました。
今回のリブランディングでは、これから自分自身の時間を楽しみたい大人をターゲットとして明確にしています。家族や子どものためだけでなく、自分が好きだからという理由で選ぶファッションの選択肢に着物を位置づけるライフスタイルを提案します。従来の優雅さや気品を残しながら、洋服をコーディネートするような自由な発想を取り入れ、年齢を重ねたからこそ似合う色や素材、シルエットを打ち出します。
体験や機会の創出を含めたブランド展開へ
市場活性化に向けて着る機会の創出が重要視されるなか、キモノグラースエディションでは商品の提案にとどまらず、着物を着て出掛けたくなる場所や体験、コーディネートを楽しむ機会を含めたブランドづくりを進める方針です。子育てを終えた世代をはじめとする大人の女性が、自分自身のために装う楽しさを再発見できるブランドを目指すとしています。
- 公式サイト:https://www.kimonograce.net/
本記事はやしまグループの発表および矢野経済研究所の調査情報をもとに作成しました。
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