KandaQuantum、AGI開発基盤「神威」リリース
株式会社KandaQuantumは、要件定義システム生成AI「バベル/Babel」を大幅に進化させた次世代AGI(汎用人工知能)開発基盤「神威/KAMUI」の空間コンピューティングシステムのβリリースを発表した。
神威/KAMUIは、大規模システム生成技術「Zoltraak」、システム抽象化データ「Grimoire」、AGI情報体可視化技術「神威」の3つの技術により、AGIの基準を満たし、AGIを構築する基盤としての活用が可能だという。
神威の可視化技術は、大規模なシステムを可視化するだけでなく、データの経路のみを抽出することで本質のみに意識を集中させることが可能となる。また、「白眼(仮)」と呼ばれるLLMによる情報依存関係抽出技術により、複雑な大規模システムの依存関係をシンプルに可視化できる。
Zoltraakは、要望からグリモワールを生成し、構造化されたプロンプト集合を視覚的に神威で見ることができる。グリモワールが完成したら並列実行でシステムを構築し、最大150ファイルを5分程度で構築可能だ。
神威はソフトバンクのAGIの定義を満たしており、複数タスクに対応できる汎用的な能力を持ち、データや経験から学習する能力を持つ。また、新しい問題へのアプローチや解決策を見出すことができ、経験から学び、新たな情報やデータを取り入れて能力を向上させることができる。
今後、神威はマルチモーダル専用Zoltraakと融合し、グリモワールにあらゆるAIを統合する予定だ。将来的にはロボットの統合も視野に入れているという。
サービス価格は月額9,800円(税込)から利用可能で、エンタープライズプランは個別相談となっている。