生成AI普及後もエンジニアの約9割が技術書を手放せないと回答 調査結果
株式会社キッカケクリエイションは、直近1年以内に技術書を読んだ経験があるITエンジニア330名を対象に実施した「ITエンジニアの技術書活用実態に関する調査」の結果を公表した。生成AIや動画コンテンツが普及した現在でも、約9割のエンジニアが技術書を学習手段として手放せないと回答している。一方で、自分に合った書籍の選択や時間の確保に課題を感じている実態も明らかになった。

生成AI普及後も約9割が技術書を重視 理由は信頼性の高さ
現在の技術や知識のインプット手段について尋ねたところ、「技術系Webメディア・ブログ記事(Qiita、Zenn等を含む)」が51.8%で最も多く、次いで「技術書(電子書籍)」が49.4%、「生成AI(ChatGPT、Claude、Gemini等)への質問」が43.9%となった。

生成AIや動画コンテンツが普及した現在でも技術書が手放せない学習手段だと思うかという問いには、「非常にそう思う」が34.2%、「ややそう思う」が55.5%となり、合わせて約9割に達した。手放せないと回答した人にその理由を聞くと、「情報の信頼性が高いから」が64.9%で最多となり、「手元に残して何度も読み返せるから」が44.9%、「体系的・網羅的に学べるから」が38.5%と続いた。

Web開発や設計の書籍が上位 9割超に役に立った経験あり

これまでに読んで役に立った・学びが大きかったと感じる技術書があるかについては、「ある(複数冊ある)」が56.1%、「ある(1冊ある)」が35.5%となり、合計で9割を超えた。具体的な書籍名としては「リーダブルコード」や「マスタリングTCP/IP 入門編」などが挙げられている。
直近1年以内に購入(または会社経費で入手)した技術書のカテゴリは、「Web開発(フロントエンド/バックエンド)」が40.3%で首位となり、「設計・アーキテクチャ・リファクタリング」が39.4%、「プログラミング言語の入門・リファレンス(Python、JavaScript、Go等)」が32.7%となった。技術書の購入に1ヶ月あたり平均でかけている金額は、「1,001〜3,000円」が30.9%で最も多く、「1,000円以下」が22.4%となったほか、3,000円を超える層も約4割みられた。

選書の難しさが課題 実践的な活用法で対応

技術書を読みたいと思っても読めていない理由としては、「自分のレベルや目的に合った本を選べないから」が37.3%で最も多く、次いで「書籍の価格が高いから」が33.3%、「読む時間が確保できないから」が32.4%となった。

技術書を読み切る・活用するために実践している工夫を尋ねたところ、「業務で必要になったタイミングで読んでいる」が48.5%、「通読せず必要な箇所だけ読んでいる」が40.9%、「通勤やスキマ時間を活用している」が32.1%となった。自由回答では、電子書籍をAIに要約・検索させる工夫や、仲間と取り組むことで半強制力を持たせるといった声も寄せられている。
調査概要と発表元情報

本調査の概要は以下の通りである。
- 調査名称:ITエンジニアの技術書活用実態に関する調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2026年6月12日〜同年6月15日
- 有効回答:直近1年以内に技術書を読んだ経験があるITエンジニア330名
調査を実施した株式会社キッカケクリエイション(代表取締役:川島 我生斗、所在地:東京都渋谷区桜丘町22番14号 N.E.Sビル N棟3階)は、ITキャリア支援事業やITライフスタイルメディアなどを展開している。

本記事はキッカケエージェント( https://kikkakeagent.co.jp/ )の発表をもとに作成。 本調査のコラム: https://itrend.kikkakeagent.co.jp/articles/226
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