セレッソ大阪は、8月7日に行われる明治安田J1リーグ第25節のFC町田ゼルビア戦に、日本サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉氏を招待することを発表した。ラモス氏は、1977年に来日し、読売サッカークラブ（現・東京ヴェルディ）でプレーした。1983年にJSL（日本サッカーリーグ）初優勝、翌年の連覇に大きく貢献し、通算5回の優勝に貢献した。また、2度の得点王、3度のアシスト王に輝いた。

Jリーグ開幕後は、ヴェルディ川崎（現・東京ヴェルディ）でプレーを続け、1993年と1994年にはリーグ優勝とリーグカップ優勝を果たした。1989年に日本国籍を取得し、日本代表としても活躍。アジア最終予選では中心選手としてプレーしたが、惜しくもワールドカップ出場は逃した。現役引退後は、ビーチサッカー日本代表監督を務め、AFCビーチサッカー選手権で3回の優勝に導いた。

試合当日は、セレッソ大阪のファンクラブ会員向けの抽選会でJリーグカレーのお渡しや、日本代表で共に戦った勝矢寿延アンバサダーとのトークショーが予定されている。トークショーでは、日本サッカーの歴史やセレッソ大阪について熱く語り合う予定だ。また、この試合のおもてなしガイドでは、ラモス氏と勝矢アンバサダーによる特別解説が配信される。

ラモス氏は、日本サッカー界の発展に大きく貢献し、競技活動以外にもパラスポーツ・バリアフリー応援大使として活動するなど、様々な分野で活躍している。ブラジル政府からは、スポーツ、文化活動を通じた外交分野での功績が評価され、ブラジル最高勲章の一つであるリオ・ブランコ勲章を受勲している。日本サッカーの礎を築いたレジェンドの来場は、ファンにとって貴重な機会となるだろう。