横河電機、川崎重工から世界最大の液化水素運搬船や水素燃料船向け制御システムを受注
横河電機株式会社は、川崎重工業株式会社より、世界最大となる4万立方メートル型液化水素運搬船および2隻の水素燃料船向け制御システムを受注した。同社は、貯蔵や運搬を含む水素サプライチェーンに監視・制御のソリューションを提供することにより、新エネルギーの活用促進を支え、持続的な社会の実現に貢献していくとしている。
液化水素運搬船向けに統合監視と緊急遮断のシステムを提供
今回、東京都武蔵野市に本社を置き重野 邦正が取締役 代表執行役社長を務める横河電機株式会社が液化水素運搬船向けに提供するシステムは、船内設備を統合的に監視・制御するとともに、緊急時のシャットダウン機能を備えている。極低温で輸送される液化水素を安全かつ効率的に制御して信頼性の高い運航を実現するほか、高度な統合制御によって設備の最適運用や乗組員の負荷軽減を支援し、船舶のライフサイクル全体にわたる価値向上に貢献するとしている。
水素燃料船2隻向けにMHFS制御システムを受注
さらに同社は、2 隻の水素燃料船に搭載する水素燃料供給システム(Marine Hydrogen Fuel System:MHFS)向けに、制御・監視・安全機能を統合した制御システムを受注した。MHFSは液化水素タンクおよび燃料供給設備から構成される船舶向け水素燃料システムであり、船舶の脱炭素化を実現する重要な技術と位置付けられている。
NEDOグリーンイノベーション基金事業の一環として建造
これらの船舶は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業である「液化水素サプライチェーンの商用化実証」および「次世代船舶の開発」の一環として建造される。液化水素の大規模かつ安全な海上輸送を支え、液化水素サプライチェーンの構築および脱炭素社会の実現に向けた役割を担う。
横河電機 執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長である中岡 興志は、LNG(液化天然ガス)運搬船での実績や技術が液化水素運搬船にも活用されているとし、培ってきた技術と知見を生かして水素をはじめとするエネルギー分野で安全・安心なオペレーションを支えるソリューションを提供していくと述べている。
関連情報
- 液化水素サプライチェーンの商用化実証:https://green-innovation.nedo.go.jp/project/hydrogen-supply-chain/
- 次世代船舶の開発:https://green-innovation.nedo.go.jp/project/development-next-generation-vessels/
- Kawasaki の水素技術(川崎重工業株式会社ウェブサイト):https://www.khi.co.jp/hydrogen/technologies/#transpotaion-storage-tec
本記事は横河電機株式会社の発表をもとに作成されています。
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