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i-nest capitalが2号ファンドの組成完了、運用総額は約65億円に

独立系ベンチャーキャピタルのi-nest capital株式会社は、運営・管理する「i-nest2号投資事業有限責任組合」について、追加募集を経て運用総額を約65億円に増額し、ファンドの組成を完了したと発表した。

同ファンドは2025年1月31日にファーストクローズし、既存の有限責任組合員に加え、事業会社や金融機関を中心とする投資家から出資を受けた。あわせて、2026年6月に中島徹也氏がパートナーとして参画し、3名によるパートナー体制へ移行したことも明らかにしている。

3名体制への移行と投資運営の推進

i-nest capital株式会社は2019年の設立以来、山中卓氏と塚本繁男氏の2名を中心に運営されてきた。2026年6月に、コロプラネクストにてCVC業務に従事し約10年間の投資活動で20件以上のExitを輩出してきた中島徹也氏がパートナーとして参画した。

新体制では山中卓氏、塚本繁男氏、中島徹也氏の3名がそれぞれ投資責任を負い、投資委員会を構成する体制のもとで2号ファンドの投資活動を推進していく。代表ジェネラルパートナーの山中卓氏は、あえて中型のファンド規模を維持して一社一社に深く関与する道を選んだとし、異なる強みを持つ3名による規律が競争力の源泉である旨を述べている。

投資領域とポートフォリオ構築方針

2号ファンドでは、AIやDX化を含むテクノロジーによる高成長領域を軸に、シードからレイターまでの全ステージを対象として以下の3領域へ投資を行う。

  • エンタメ・IP・新たなライフスタイル:IPの創出とグローバル収益化(コンテンツ・クリエイター・出版社・競技等)、生成AIによる制作・翻訳・配信等のペイン解消やワークフロー変革、インバウンド・推し活・資産形成など拡大需要の獲得
  • 既存産業への付加価値(AX・DX):業界特化の垂直AI(製造・建設・物流・医療・金融等)、人手不足を代替するAIエージェント・実務代行型SaaS、現場・社内のクローズドデータ獲得を参入障壁にするサービス
  • 先端技術・国策領域:国策として強化方針が明確な半導体・脱炭素・宇宙領域(戦略17分野等)、大学の研究レベルが世界的に高い材料や再生医療等の分野、先端AIを活用した革新的技術の開発

ポートフォリオ構築においては、新規投資のうち約25%をシード投資に充当し、会社設立前から情報収集や関与を行う。残る約75%はアーリー・ミドル・レイターに概ね1/3ずつ割り当てて投資回収時期を分散させるほか、一定条件をクリアした有望案件に対してはマイルストン投資により積極的に追加投資を行う方針を掲げている。

1号ファンドの実績と2号ファンドの投資状況

2019年12月に総額73億円で組成した1号ファンドでは45社への投資を実行し、株式会社セキュア、THECOO株式会社、カバー株式会社、株式会社ベーシックの4社のIPOを含む14件のExit(IPO 4件/M&A 4件/その他6件)を実現した。

2号ファンドにおいては、2026年9月14日時点で以下の11社への投資を実行している。

  • 株式会社バリュートープ(エンタメ・ライフスタイル)
  • 株式会社Wunderbar(エンタメ・ライフスタイル)
  • 株式会社すきだよ(エンタメ・ライフスタイル)
  • HiJoJo Partners株式会社(エンタメ・ライフスタイル)
  • SocialGood株式会社(エンタメ・ライフスタイル)
  • 株式会社Things(AX・DX)
  • tailor technologies株式会社(AX・DX)
  • 株式会社シャペロン(AX・DX)
  • 株式会社フルカイテン(AX・DX)
  • A1A株式会社(AX・DX)
  • 株式会社TopoLogic(先端技術)

  • ファンド名:i-nest2号投資事業有限責任組合
  • 運用総額:約65億円(組成完了)
  • 組成日:2025年1月31日(ファーストクローズ)
  • 無限責任組合員(GP):i-nest2号有限責任事業組合(LLP)
  • 組合存続期間:10年間(2年までの期間延長あり)
  • 投資対象:主に国内の未上場スタートアップ(外国籍も可)
  • 会社名:i-nest capital株式会社
  • 所在地:東京都渋谷区
  • 設立:2019年5月
  • 代表者:代表ジェネラルパートナー 山中 卓
  • Webサイト:https://www.i-nestcapital.com

本記事はi-nest capital株式会社の発表をもとに作成。

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