なかよし学園、ウクライナでNゲージやレゴを活用した平和教育プロジェクトを実施
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一/千葉県松戸市)は、2026年9月にウクライナの首都キーウと西部都市リビウにおいて、「なかよし鉄道・ウクライナ未来のまちづくりプロジェクト」を実施しました。日本国内から寄せられたNゲージやレゴブロック、ミニ四駆を組み合わせ、戦争下にある現地の子どもたちが未来のまちを考え、設計し、表現する平和教育を展開しました。現地では子どもや保護者のほか、退役軍人なども参加し、授業後も活用できる形で教材が残されました。


日本全国から集まった教材を活用した平和教育

同プロジェクトは、戦争が続く状況下で子どもたちや市民が未来を考える力を維持することを目指して行われました。千葉県柏市立名戸ケ谷小学校の津久井智洋校長が校長室で実践していたNゲージを活用した理科実験教室が原点となっており、津久井校長が授業監修を務めました。



2026年8月に日本国内でNゲージの寄付を呼びかけたところ、車両やレール、情景部品などが全国から集まりました。さらに岐阜県安八町の小中学生を中心に集められたレゴブロックや、ブラックマヨネーズ吉田敬氏から提供された「どうかしてるぜ基金」を活用して購入した「くまモンミニ四駆」などのミニ四駆も教材としてウクライナへ届けられました。

首都キーウと西部リビウの3拠点で授業を実装



プロジェクトの教材は、ウクライナ国内の以下の3カ所で実装されました。
- 鉄道模型・ミニチュア博物館「MINILAND.UA」(キーウ)
- デュマ氏が子どもや退役軍人を支援する教室(キーウ)
- リビウ市立東洋言語・東洋武道中等教育学校「ブドーカン」(リビウ)
9月2日にはキーウの「MINILAND.UA」を中村雄一代表と中村里英事務局長が訪問し、パブロCEOらへ教材を贈呈しました。同館では今後、子どもや学生向けの教育プログラムなどで教材を活用する方針を示しました。
9月5日にはキーウ市内の地下シェルターで、ブチャ出身のデュマ氏が運営する教室にて子どもや保護者、PTSDを抱える退役軍人らが参加するワークショップを開催しました。また、カンボジアで地雷被害を乗り越えたアーティストBEL氏の作品を届けるなど、国境を越えた交流も行われました。
9月7日と8日にはリビウの「ブドーカン」で授業を実施し、Nゲージとレゴを組み合わせたまちづくりや、手回し発電機を使った走行実験、現地の経験を取り入れた「ウクライナカルタ」の制作などが行われました。
子ども同士の「体験リレー学習」と日本との交流
「ブドーカン」では、前日に授業を体験したP5、P6の児童が上級生へNゲージの使い方を教える「体験リレー学習」が取り入れられました。授業で使用した教材は同校へ寄贈され、生徒の美術作品が山形県遊佐町立遊佐中学校の石黒校長へビデオ通話を通じて託されるなど、双方向の交流へとつながりました。
なかよし学園プロジェクトの中村雄一代表は、現地での活動を振り返り、安全な場所から語るだけでなく未来を考える余裕が奪われようとしている場所で子どもたちと一緒に未来をつくることが使命であると述べています。
実施概要
プロジェクトの概要は以下の通りです。
- プロジェクト名:なかよし鉄道・ウクライナ未来のまちづくりプロジェクト
- 実施日:2026年9月2日、5日、7日、8日
- 実施都市:ウクライナ・キーウ、リビウ
- 実装地:MINILAND.UA、デュマ氏の教室、リビウ市立東洋言語・東洋武道中等教育学校「ブドーカン」
- 企画・実施:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
- Nゲージ授業監修:柏市立名戸ケ谷小学校 津久井智洋校長
- レゴ提供:岐阜県安八町の小中学生を中心とする皆様
- ミニ四駆購入:ブラックマヨネーズ吉田敬氏提供「どうかしてるぜ基金」
- 対象:児童、生徒、保護者、教職員、退役軍人、文化施設関係者
- 主な教材:Nゲージ、レゴ、ミニ四駆、くまモンミニ四駆、手回し発電機、防災カルタ、平和絵本、折り紙、手紙
- 今後の展開:MINILAND.UAでの子ども・学生向けワークショップ、武道館学校での体験リレー学習、デュマ氏らとの第2期共同活動、日本とウクライナの学校間交流
本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表をもとに作成しました。
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