アールティとOWL、森林3次元計測システム搭載の四足歩行ロボットを出展へ
株式会社アールティは、2026年9月16日(水)から18日(金)まで東京ビッグサイト東2ホールで開催される「FORESTRISE 2026(第5回次世代森林産業展)」に出展する。株式会社OWLのブース(ブース番号:F-07)において、森林3次元計測システム「OWL」を搭載した開発中の国産四足歩行ロボットプロトタイプ機を展示する。両社は森林内での計測装置の運搬や移動、指定地点での計測、巡回・記録などの省力化を将来の用途とし、林業向けソリューションの共同開発に向けた検討を進める方針だ。
開発の背景と出展の狙い
林業では、森林資源の把握や毎木調査、施業計画、現場記録などデータに基づく業務が数多く存在する。一方、森林内は起伏や植生の影響を受けるため、計測機材を携行して移動する作業に負担がかかる場面がある。
東京都千代田区に本社を置き代表取締役を塩沢恵子氏が務める株式会社OWLは、レーザ計測と360度画像を組み合わせて立木情報をデジタル化する森林3次元計測システム「OWL」を提供している。同システムはボタン操作で森林内を計測し、立木マップや材積などの情報を現場で確認できるソフトウェアを備えている。代表取締役の中川友紀子氏が率いる株式会社アールティは、AIやロボットのハードウェア・ソフトウェア・制御、周辺システムを一貫して開発・販売している。
今回の共同出展では、OWLの計測技術と四足歩行ロボットの移動能力を組み合わせ、人手不足が深刻化している森林環境における計測・巡回作業の支援方法を検討する。
展示内容と検証を進める主な用途
会場では、森林用計測装置「OWL」を搭載した四足歩行ロボットのプロトタイプを展示・実演する。展示機は林業向けの用途を検討するための試作機であり、完成した製品・サービスの販売開始を目的としたものではない。
両社は、以下の用途について実現可能性を検証していくとしている。
- 森林内での計測装置の運搬・移動
- 指定地点・指定エリアでの計測支援
- 森林内の巡回、記録、点検
- 人が入りにくい場所や負担・危険を伴う場所での遠隔操作による作業支援
現場課題の収集と実証パートナーの募集
出展にあわせ、林業・森林管理・計測・施工などの現場関係者との意見交換を株式会社OWLを通じて実施する。四足歩行ロボットに求められる走破性、稼働時間、積載量、耐候性や、実証実験の対象となる業務についてヒアリングを行い、現場に適したソリューションの具体化を目指す。
両社はプロトタイプを起点に林業現場における具体的な課題とニーズを収集し、実証実験および共同開発につながるパートナーを募集する。計測機器を人が持って移動するだけではない運用の可能性を検討し、国産ロボットを活用したスマート林業の実装に貢献していく構えだ。
出展概要
展示会の開催概要は以下の通り。
- 展示会名:FORESTRISE 2026(第5回次世代森林産業展)
- 会期:2026年9月16日(水)~18日(金)10:00~17:00
- 会場:東京ビッグサイト 東2ホール
- ブース番号:F-07
- 出展者:株式会社OWL、株式会社アールティ
- 入場料:無料(要来場登録)
- 来場事前登録・展示会詳細:https://www.forestrise.jp/2026/index.html
本記事は株式会社アールティの発表をもとに作成。
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