MSCジャパン・アワード2026開催 イオンやニッスイなど4社を表彰
持続可能な漁業を推進するMSCジャパンは、MSC「海のエコラベル」付き水産物の普及に貢献した事業者を表彰する「MSCジャパン・アワード 2026」の授賞式を9月10日に開催しました。日本国内におけるMSCラベル付き製品の販売重量は2017年度に大きく増加し、2025年度には約2万トンに達するなど広がりを見せています。本アワードは持続可能な漁業を支え、MSCラベル付き水産物を国内に広めることに貢献した事業者を称えるため、2024年に設立されました。

実績と普及活動を評価した4部門の受賞企業
「MSCジャパン・アワード 2026」では、前年度の販売重量の実績に基づいて決定する小売部門、メーカー部門、フードサービス部門に加え、消費者に広める取り組みを対象としたコミュニケーション部門が設けられました。受賞企業は以下の通りです。
- 小売部門:イオン株式会社
- メーカー部門:株式会社ニッスイ
- フードサービス部門:日本マクドナルド株式会社
- コミュニケーション部門:Umios株式会社
授賞式では、開会挨拶に続いてMSCジャパン、プログラム・ディレクターの石井幸造氏がMSC認証の動向を説明し、各受賞企業へトロフィーが贈呈されました。
受賞企業各社による取り組みの発表
授賞式内で行われたプレゼンテーションでは、各社の代表者がこれまでの実績や今後の取り組みについて説明しました。
イオン株式会社からはイオンリテール株式会社の岸岡清和氏が登壇し、2006年に販売を開始してからの20年を振り返り、認証製品を集めた「フィッシュバトン」コーナーの取り組みや、国内認証漁業から調達するカツオ製品の伸びに触れました。
株式会社ニッスイの西昭彦氏は、長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」においてサステナビリティを企業価値創造の主要施策に位置付け、認証水産物の取り扱いを拡大していることを説明しました。
日本マクドナルド株式会社の眞野昌子氏は、持続可能なスケトウダラを使用したフィレオフィッシュⓇが2019年よりMSCラベル付きで販売されていることを挙げ、海の未来について知ってもらう取り組みを継続する意向を示しました。
Umios株式会社の佐藤雄介氏は、2012年から継続している親子料理教室の実施や、オウンドメディア「サカナクロス」「umito.」での情報発信など、MSC「海のエコラベル」の意義を伝える多様な活動について述べました。
国内外で拡大するMSC認証水産物

MSC(海洋管理協議会)は、将来の世代まで水産資源を残すため、認証制度と水産エコラベルを通じて持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際的な非営利団体です。本部をロンドンに置き1997年に設立され、MSCジャパンは2007年に設立されました。
MSC「海のエコラベル」が付いた製品は、2025年度において世界70カ国以上で約22,000品目、日本では約660品目が販売されています。国内ではイオングループ、生協・コープ、イトーヨーカドー・ヨーク、マクドナルド、ロイヤルホストなどで購入や注文が可能です。
MSC漁業認証規格はFAO(国連食糧農業機関)とISEAL(国際社会環境認定表示連合)双方の要求事項を満たした漁業認証プログラムであり、水産資源の持続可能性、環境への負荷の最小化、長期的な持続可能性を確実にする管理システムの3つの要件について第三者審査機関による審査を通じて実証することが求められます。
本記事はMSCジャパンの発表をもとに作成しました。

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