長野・東御市で刀剣乱舞とコラボ企画展「東御の刀鍛冶ー繋ぐものー」が開催決定

長野県東御市は、幕末の刀工である山浦真雄と山浦環(源清麿)の出生地であり、現在も無鑑査刀匠の称号を持つ宮入法廣氏が鍛錬所を構える刀鍛冶のふるさとだ。市発足20周年を迎える今年、刀鍛冶文化のPRを目的とした初の大規模企画展「東御の刀鍛冶ー繋ぐものー源清麿、山浦真雄、山浦兼虎、そして宮入法廣へ」が、2024年9月14日から11月24日まで東御市梅野記念絵画館・ふれあい館で開催される。

展覧会では、江戸末期に活躍した東御市出身の山浦兄弟や、現在も市内で作刀を続ける宮入法廣氏など、東御市ゆかりの刀工の作品や資料が展示される。山浦真雄は松代藩に招かれ藩工となり、弟の清麿は江戸で「四谷正宗」と称され、江戸三作の一人に数えられた。宮入氏は人間国宝に師事し、平成22年に刀剣界最高賞の正宗賞を受賞するなど、幅広く活躍している。

さらに、本展の開催を記念し、ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボレーションが実施される。東御市出身の源清麿が登場するゲーム内で、等身大パネルの設置などのイベントが予定されている。また、ゲームの宣伝隊長であるおっきいこんのすけの撮影会や、宮入刀匠と一緒に刀剣について学ぶミーティングも開催される。

会期中は、土日祝日限定で田中駅と会場を結ぶ無料周遊バスが運行。10月12日と13日には、会場で「火のアートフェスティバル」も開かれる。刀鍛冶のふるさと・東御市の魅力を存分に味わえる貴重な機会となりそうだ。