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Morpholioが法人向けTrace for Businessを提供開始

Vectorworks,Inc.傘下のMorpholioは、法人向けの新たなBusinessプラン「Morpholio Trace for Business」の提供を開始しました。これにより、企業はVectorworksカスタマーポータルを通じて購入プロセスを効率化し、Morpholio Traceを一元管理できるようになります。あわせて、後日提供予定の新機能グレード「Trace Ultra」の初期機能が先行して利用可能になります。

購買・ライセンス管理の一元化と円滑な移行

これまでiPad用スケッチアプリ「Trace」はApple App Storeのみで提供されていましたが、今回のTrace for Businessにより、組織全体のチームへ導入できるようになります。管理者はVectorworksカスタマーポータル上で個々のユーザーにライセンスを割り当て、Vectorworksアカウントを通じてアクセス権を管理できます。

さらにVectorworksのシングルサインオン(SSO)にも対応します。既存のTraceユーザーは、プロジェクト、ステンシル、カスタムカラーパレットを新しいVectorworksアカウントへ移行できるため、これまでの作業資産を維持したままチームでの運用へ移行できます。なお、既存のTrace法人(B2B)契約者は現在のライセンスとアップデートを引き続き利用できるほか、個人契約者向けのApple App Storeでのサブスクリプションも継続して提供されます。

Vectorworks Principal Software Engineer でありMorpholio 共同創設者のMark Collinsは、IT部門に必要な管理機能と、デザイナーが慣れ親しんだスケッチ体験を同時に実現すると説明しています。

Trace for Businessはモバイルデバイス管理(MDM)に対応しており、企業の既存IT環境へ統合可能です。企業側はストレージ、エクスポート、AI機能といったアプリケーション設定に関する制御を含め、自社の環境に合わせてアクセスを管理・設定できます。

Vectorworks Chief Revenue Officer(CRO)のNicole Davisonは、MDM対応によってIT部門が他の設計ソフトウェアと同じ手順で展開可能となり、デザイナーは従来通りの製図作業を継続できるとしています。

新機能グレード「Trace Ultra」の先行利用

本プランでは、VectorベースのBIM・CAD連携アプリとしての機能を拡張する新機能グレード「Trace Ultra」の初期機能も提供されます。サブスクリプション利用者はUltraの機能を先行利用でき、プロジェクトあたりの最大レイヤー数が25から50に増加します。

この取り組みは、Vectorworks 2026 Update 6で導入されたMorpholio Traceとの直接連携を基盤としており、iPadでのフリーハンドスケッチとVectorworksのデザインファイルや作図環境をつなぎます。

関連企業について

  • Morpholio: 2011年に4人の建築家によって設立。「Trace」「Board」「Journal」などのiPad・iPhone向けアプリを提供し、2026年にVectorworksファミリーの一員となる。
  • Vectorworks, Inc.: Nemetschekグループの一員として、建築・建設およびエンタテインメント業界向けに設計・BIMソフトウェアを開発。世界85カ国以上のデザイナーを支援している。
  • ベクターワークスジャパン株式会社: 2024年にNemetschekグループの一員となったVectorworks, Inc.の日本法人。

本記事はVectorworks,Inc.およびベクターワークスジャパン株式会社の発表をもとに作成しています。

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