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AstroXと岩手県宮古市が包括連携協定を締結 田老地区を実験・打上げ候補地に

AstroX株式会社(本社:福島県南相馬市、代表取締役CEO 小田翔武)と岩手県宮古市(市長:中村尚道)は、2026年9月10日(木)に包括連携協定を締結しました。宮古市における航空・宇宙産業の振興と、宇宙関連分野を活用した地域産業の活性化や次世代人材の育成を目的として、田老地区を実験・打上げ候補地に位置づけて連携を開始します。AstroXにとって自治体との包括連携協定は2例目となります。

協定締結式と市内校での出前授業を実施

2026年9月10日(木)16時00分、岩手県宮古市の宮古市民交流センター2階 多目的ホールにおいて包括連携協定の締結式が行われ、AstroX株式会社 代表取締役CEO 小田翔武と宮古市長 中村尚道が出席しました。締結式終了後には、同会場でAstroX株式会社の取り組みについてのプレゼンテーションも実施されました。

締結式と同日には、市内の小・中学校を対象とした出前授業の第1回も行われました。午前10時からは田老第一小学校(4・5年生20名)にてAstroX エンジニア 猪又栄治による宇宙に関する授業が行われ、午後2時からは田老第一中学校にて小田による講演が実施され、田老第一中学校1・3年生および宮古北高校の全校生徒が参加しました。

実験支援や地元調達など4項目で連携

本協定において、両者は以下の事項について連携・協力して取り組みます。

  • ロケット・気球等の実験及び打上げの実施環境の確保及び支援
  • 市内事業者との連携及び地元調達の促進
  • 次世代人材の育成
  • その他前条の目的を達成する為に必要な事項

田老地区(グリーンピア三陸みやこ周辺)での用地利用調整や安全確保・広報の連携、漁業協同組合および地域住民との調整を宮古市と共に進め、各種実験を2026年10月から同地区において順次実施する予定です(具体的な日程は天候等により変動します)。また、用地整備や建設工事などの地元事業者への発注をはじめ、資材・物流・宿泊などの市内調達を推進するほか、学校を対象とした出前授業や講演も継続して行われます。

候補地選定の背景と今後の展開

AstroXは、2026年度中に民間世界初となるRockoon方式による宇宙空間(高度100km)到達を計画し、2029年度中には衛星軌道投入を目指しています。商用化フェーズでは年間50回の打上げを計画しており、既存の南相馬拠点に加え、将来的には日本全国の複数拠点を視野に入れています。宮古市との協議を経て、周辺に住宅地が少なく条件が合致する田老地区(グリーンピア三陸みやこ周辺)が候補地として選定されました。

先行して2023年に連携協定を締結した南相馬市との間では、令和5〜7年度の累計で、南相馬オフィス勤務メンバー6名(現地採用・移住、全従業員の約15%)、市内企業への地元発注累計116件(令和5年度:8件 、 令和6年度:29件、令和7年度:79件)、地元企業向け直接発注規模累計5,800万円、1回の打上げあたり約400名の宿泊といった実績があります。宮古市でも2026年10月以降の実験を通じて現地運用の基盤を整え、将来的には市内への事務所設置や部品供給を含む波及効果も視野に連携を深めていく方針です。

AstroX株式会社の概要

  • 会社名: AstroX株式会社(AstroX, Inc.)
  • 本社所在地: 福島県南相馬市小高区本町1-87
  • 代表者: 代表取締役CEO 小田翔武
  • 設立: 2022年5月20日
  • 事業内容: 宇宙輸送事業
  • 企業URL: https://astrox.jp

本記事はAstroX株式会社の発表をもとに作成しました。

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