電通総研、データ分析環境を支援するDsemantrix AIの提供を開始へ
東京都港区に本社を置く株式会社電通総研(代表取締役社長:岩本 浩久)は、企業におけるAI-Ready(※1)なデータ分析環境の構築から導入後の継続運用までを包括的に支援するソリューション「Dsemantrix AI(ディーセマントリックス エーアイ)」の提供を開始します。
本ソリューションは、従来の人が手作業で行うプロンプト調整やデータ補正に依存せず、LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を活用した自律的な運用改善ループを構築することで、実業務環境においてAIが正しく機能し続けるデータ基盤の実現を支援するものです。
実業務における精度低下と運用の定着課題に対応
多くの企業において生成AIや自然言語によるデータ検索・分析の導入が進められているものの、PoCで期待通りの結果が得られても実業務環境へ展開した際に精度が低下し、運用が定着しないケースが生じています。この主な原因はAI自体の性能不足ではなく、業務定義の不一致や文章化されていない暗黙知、データ品質のばらつきなど活用するデータに要因がある場合が多いとされています。
こうした課題に対し、株式会社電通総研はAIエンジニアによる都度の手作業に頼るのではなく、データの意味や品質を自動的・継続的にアップデートする仕組みを提供します。
5層アーキテクチャとマルチプラットフォーム対応
「Dsemantrix AI」は、企業が所有する多様なクラウドデータプラットフォームにおいて、AIエージェントが正確な結果を出力し続けるための構造的アーキテクチャおよび継続改善の仕組みを構築・提供します。
利用層、運用層、分析層、メタデータ管理層、データ層の5つのレイヤーで機能を明確化し、AIエージェントとデータ基盤を連携させる5層アーキテクチャを採用しています。各レイヤーを分離することで、データやAI技術、利用環境の変化に応じて必要な機能を柔軟に改善・拡張できます。
また、特定のクラウドサービスに依存せず、導入済みの既存DWH/レイクハウス環境を生かして段階的に導入・拡張することが可能です。
自律的改善ループとデータ品質管理
本ソリューションでは、AIの回答精度が落ちた場合にシステムがモニタリングを通じてログを解析し、原因分析からデータカタログ・セマンティックモデルの修正案立案までを自律的に実行します。人は最終承認のみを行うため、運用の負担を大幅に軽減します。
さらに、AIが正しい分析結果を導くために不可欠なメタデータ整備および継続的なデータ品質管理をシステム的に組み込みます。同社が培ってきた品質管理ソリューション「Dqualitex」(※2)などのデータ品質管理ノウハウを活用し、データの作成からAI参照までの全工程で自動的に品質を監視・検証します。
同社は今後も「Dsemantrix AI」をはじめとしたデータ基盤構築・AI活用サービスの提供を通じて、企業のデータドリブン経営および生成AIの現場定着を支援していくとしています。
株式会社電通総研の概要
株式会社電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」の3つの機能の連携により事業を展開しています。テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進しています。
- 社名:株式会社電通総研
- 本社:東京都港区
- 代表取締役社長:岩本 浩久
- 公式サイト:https://www.dentsusoken.com
※1 参考:https://journal.meti.go.jp/keizaiword/46647/ ※2 参考:https://data-management.dentsusoken.com/solution/dqualitex/
本記事は株式会社電通総研の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



