ファインディのFindy Team+が韓国の高校に導入 教育現場で国内外初
ファインディ株式会社は、韓国・大邱広域市の大邱ソフトウェアマイスター高等学校において、開発資本プラットフォーム「Findy Team+」が導入されたことを発表しました。同サービスが教育現場に採用されるのは、国内外を通じて初となります。同校では現場で通用するAI・ソフトウェア人材の育成を目的に、まずは2年生の約10チームを対象に利用を開始し、将来的には全校生徒への拡大を検討しています。
協働開発の可視化と健全な開発文化の定着を目指す
公立特殊目的高等学校である大邱ソフトウェアマイスター高等学校は、生徒5〜7名で開発を行う「ナルシャプロジェクト」や企業との産学連携、3年生を対象とした米国シリコンバレーでの海外現場実習など、実務中心の教育を展開しており、2025年には98.5%の就職率を達成しています。
同校では「健全な協働文化の体験を通じた、実務型マイスターエンジニアの育成」を掲げており、レビューを経ずにマージされるプルリクエスト比率の低減や、特定生徒への作業集中のデータによる把握・解消を目指しています。さらに、GitHub Flowやイシュー、振り返りを軸とした現場型の協働プロセスの学習、プロジェクト終盤のコミット集中の解消、生徒ごとの協働・開発活動の変化の可視化を目的に「Findy Team+」が活用されます。
同校のキム・ユギョン校長は、開発力は一人でコードを書く力だけではなく仲間のコードを読み意見を交わす経験が現場で求められるとし、導入によって生徒が協働のあり方をデータで振り返り、健全な開発文化を在学中から身につけることに期待を寄せています。
授業での活用方針と今後の展望
授業では、2年生約60~70名を対象に、1チーム5〜7名程度、約10チームにおけるGitHubを活用したチーム開発やGit Flow、コードレビューなどのプロセスと一体で活用されます。中間レビューや振り返りの場面で生徒がチームの状態をデータで確認する教育ツールとして位置づけられ、教員も生徒の開発プロセスや進捗をデータに基づいて確認し、フィードバックに活用します。
今後は、GitHub CopilotなどのAIコーディングツールの活用拡大を前提に、AI活用が開発生産性やチーム開発に与える効果を可視化・分析することも視野に入れています。
韓国のAI人材育成戦略とマイスター高校
韓国政府は2026年1月にAI基本法を施行し、AI人材の育成を国家戦略の中核としています。韓国教育部では、2026年に約1兆4,000億ウォン(約1,500億円)を投じてAI教育体系などを全面的に改編する方針を示しました(韓国教育部「全生涯周期AI人材養成方案」、2025年11月10日発表)。現在730校余りの「AI重点学校」を2028年までに2,000校へ拡大する計画のほか、「2022改訂教育課程」(韓国教育部告示 第2022-33号、2022年12月22日確定)では中学校の情報教科が34時間から68時間以上へと倍増しています。
産業界と密に連携して専門技術者を育成する職業系高校「マイスター高校」の1校である同校への導入を通じ、ファインディは韓国が進めるAI人材育成を教育現場から支援していく方針です。
組織概要
大邱ソフトウェアマイスター高等学校(대구소프트웨어마이스터고등학교)
- 所在地:大邱広域市達城郡求智面 創里路11キル93
- 設置区分:公立(大邱広域市教育庁所管)
- 生徒数:205名/教員数:35名
- 特色:ソフトウェア分野の人材育成に特化したマイスター高校。入学時のノートPC支給、3年次の海外研修などを通じ、IT企業への就職と実務直結の力の育成を重視
ファインディ株式会社
- 所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階
- 代表者:代表取締役 山田 裕一朗
- コーポレートサイト:https://findy.co.jp/
本記事はファインディ株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



