Iteraが2026年8月LLMO/AIOトレンドレポートを公開
株式会社Iteraは2026年9月8日、月次調査レポート「2026年8月 LLMO/AIOトレンドレポート」を公開しました。本レポートは、2026年8月に発生したAI検索・生成AI検索最適化(LLMO/AIO/GEO)関連の主要動向を、自社実測データおよび国内外の公開情報にもとづいて総括したものです。レポートはPDF形式で無料公開されています。
GoogleのアップデートとAI検索における引用シェアの急変
2026年8月18日〜21日に展開された「August 2026 spam update」について、国内の定点観測では変動ピークが「大変動基準ちょうど」の水準にとどまりました。一方で、同時期にChatGPT検索における特定プラットフォームの引用シェアは3.83%から0.52%へ、約86%下落したことが確認されています。
株式会社Iteraの代表取締役である武藤 尭行氏は、「8月にいちばん語られたのはスパムアップデートでしたが、実測を並べると、順位は数パーセント動いただけでした。同じ期間に、AI検索の引用シェアは86%消えています。議論の量と実害の量が、完全に逆転していました」と述べています。
日本語検索におけるAI Overview出現率と業種ごとの差
同社が実施した30ジャンル・897クエリの実測調査によると、日本語Google検索におけるAI Overviewの平均出現率は86.5%となりました。AI Overviewが表示された場合、検索1位のクリック率は推定28.4%から15.3%へ、約46%低下します。
業種別の出現率では、最も高い士業・SaaS・リフォームが96.7%、最も低い美容室が66.7%となり、業種間で30ポイント以上の開きが確認されました。なお、他社調査では税理士サイト1,000件のうちAI検索に対応できていると判定されたのは5.8%にとどまっています。
計測環境の課題とモデル交代への対応
AI検索エンジンにおける引用の増減はGoogle Analytics 4やGoogle Search Consoleといった既存ツールの管轄外であり、Google Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート自体も2026年8月13日〜17日にロギングエラーが発生していました。
また、2026年8月11日にはGoogleがAI Overviews/AI Modeの基盤モデルを公式発表なしに切り替えたとする報道もあり、過去にはモデル更新により従来引用されていたドメインの約42%が入れ替わったという第三者報告もあります。
AI検索引用計測SaaS「LLMOチェキ」の機能
株式会社Iteraが提供する「LLMOチェキ」は、AIエンジンにおける自社ブランドの言及・引用を定量計測するSaaSです。
- 対象エンジン: ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Grok・Copilot・Google AI Overview・Google AI Mode
- n-shot統計計測: 十分な試行回数にもとづきWilson 95%信頼区間つきの出現率を算出
- エンジン別集計: AI OverviewとAI Modeの引用URL重複が13.7%との報告を踏まえ、エンジンごとに分けて記録
- 言及と引用の分離: AI Overviewsが言及にリンクを付ける率は10.7%との報告を踏まえ、両者を別指標として管理
- 計測体制: 日次API計測と週次実UI計測による二層計測
本記事は株式会社Iteraの発表をもとに作成しています。
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