ヤマハ発動機がACIPに参画 東アフリカでモビリティ事業の実証実験へ
株式会社Double Feather Partnersは、ヤマハ発動機株式会社が企業共創・イノベーションプラットフォーム「Africa Corporate Innovation Program」(ACIP)に参画したと発表した。ヤマハ発動機は東アフリカの特定市場において、選定されたアフリカのスタートアップや現地パートナーと共に新たなモビリティ関連事業の実証実験(PoC)を検討・実施する。ACIPは、英国登録の独立系チャリティ団体であるシェル財団(Shell Foundation)と株式会社Double Feather Partnersが共同で設計・運営している。
ACIPは、アフリカの社会課題に取り組むスタートアップとグローバル企業パートナーを結び付け、実際の事業を通じてビジネスモデルの商業的実現性と社会的インパクトを検証するプラットフォームである。持続可能で気候変動に配慮した、誰もが参加できるビジネスの創出とスケールアップを目指している。
本プログラムは、英国政府の外務・英連邦・開発省(FCDO)による「開発途上国におけるインフラ研究プログラム」(RIDE)から資金支援を受けている。この支援により、初期段階のPoCにおけるリスクを低減し、長期的な商業パートナーシップおよびスケールアップに向けたエビデンスの構築を後押しする。
株式会社Double Feather Partnersはプログラム内で、企業の課題設定や共創テーマの設計、スタートアップの発掘・選定、PoCの設計・実行支援、社会的インパクトの測定・報告、事業スケールおよび資金調達戦略の策定を担当する。同社代表取締役CEOの武藤 康平氏は、プログラムを通じてモビリティ分野の知見と現地のイノベーションを結び付け、検証されたコンセプトを長期的な商業パートナーシップや資金調達へとつなげていく姿勢を示している。
3つのテーマで実証実験を実施
実証実験では、以下の3つのテーマにおいて商業的・運営的な実現性、パートナーシップモデル、社会的インパクトを検証する。
- 電動モビリティ
- モビリティ・ファイナンス
- モビリティ・エコシステム運営
本PoCは、低排出な交通手段を支えながら、モビリティおよび経済機会への包摂的アクセスを向上させる、スケーラブルで持続可能なビジネスモデルの確立を目指している。対象市場は東アフリカの特定市場となる。
ヤマハ発動機株式会社は1960年代からアフリカ市場で事業を展開しており、2020年にはモビリティサービス事業(MSB)を立ち上げた。現地パートナーと連携しながら、車両所有によらない利用機会の拡大や、交通・雇用機会へのアクセス向上に取り組んでいる。
ヤマハ発動機株式会社は今回のPoCの結果を踏まえ、参画するスタートアップおよび現地パートナーとの長期的な事業開発や戦略的パートナーシップについても検討していく方針である。
株式会社Double Feather Partnersの概要
- 設立: 2018年
- 事業内容: アフリカを中心にスタートアップ投資および事業共創支援を展開。JICAのNINJAプログラムやUNDP等の国際機関と連携したプログラムなどを通じ、これまでに130社以上のアフリカのスタートアップとの協業・事業創出を支援
本記事は株式会社Double Feather Partnersの発表をもとに作成。
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