VRで次世代の研修を実現する「meesh」リリース、医療分野での成功を基に他の業界へ対応

カディンチェ株式会社は、医療分野で実績を積んだVRコミュニケーショントレーニングアプリケーション「meesh(ミーシュ)」を全業界向けに提供開始することを発表した。

meeshは、VRとメタバース技術を駆使した次世代の研修システムだ。VRヘッドマウントディスプレイを使用し、リアルな仮想空間内でのコミュニケーショントレーニングを実現する。医療現場での臨床コミュニケーション向上に貢献してきた実績を基盤とし、今後はビジネス、教育、サービス業など幅広い分野でのコミュニケーションスキル向上を支援する。

VR技術により、没入感のある学習環境で実際の現場さながらの対話や協力を体験可能だ。また、仮想空間内で複数ユーザーがログイン可能なため、物理的な距離や時差の壁を取り払い、世界中のどこからでも同じ仮想空間内でリアルタイムのトレーニングに参加できる。これにより、遠隔地にいる従業員や異なるタイムゾーンで働くチームメンバーでも、均一で質の高い研修を実施可能だ。

バーチャル空間を活用することで、地域や経験に基づく知識やスキルの差を効果的に解消する。都市部特有の事象や、特定の地域でしか経験できない状況をシミュレーションすることが可能だ。

大規模な会場準備や設備投資が不要なため、企業の研修コストを抑えることができ、現実世界では再現が難しい状況や、安全上の理由で実施が困難なシナリオもトレーニングに取り入れられるため、より実践的な研修が可能になる。

さらに、参加者それぞれのスケジュールに合わせて研修を受けることが可能なため、繁忙期や異なるタイムゾーンであっても、効率的な研修の実施が可能となる。meeshで全国どこでも均一な質の高い研修を実施可能だ。

meeshは、2020年7月に東京大学医学部附属病院、2023年12月に日本エイズ学会、名古屋医療センターに導入されている。使用可能なVR機材はPICO4、meta quest2,3など。

『meesh』は、医療分野で培った知見と最新のVR・メタバース技術を融合させることで生まれた、次世代の研修ソリューションだ。今回の全業界への展開により、様々な分野でのコミュニケーションスキル向上に貢献し、日本のビジネス環境の更なる発展に寄与できると期待される。