HATTRICK Auction、SPORTS INNOVATION STUDIO コンテストで2冠

東京都港区に本社を置くバリュエンスジャパン株式会社が運営するスポーツチーム公認オークション「HATTRICK Auction」が、スポーツ庁とスクラムスタジオ株式会社が共催する「SPORTS INNOVATION STUDIO コンテスト」でスポーツオープンイノベーション大賞とビジネス・グロース賞の2つを受賞した。

「SPORTS INNOVATION STUDIO コンテスト」は、スポーツがイノベーション創出のドライバーとなり、産業拡張と経済成長、社会変革を起こしている取り組みを表彰する日本最大級のスポーツのコンテストだ。ビジネス・グロース賞は、スポーツチームによる新規事業創出や、企業によるスポーツを活用したビジネスモデルの創出など、固定概念やスキームを変革することでビジネスを成長させている取り組みに贈られる。

HATTRICK Auctionは、チームやファン、そして環境にも価値が創造され、社会貢献のみならず、さまざまなスポーツにも展開・拡張性があり、マネタイズを成功させている点を高く評価された。さらに、各賞の中から、スポーツがもたらす産業拡大について、最もポテンシャルを感じた取り組みがスポーツオープンイノベーション大賞として選出された。

HATTRICK Auctionは、2019年にガンバ大阪との初開催をきっかけにスタートした。1試合でしか掲示されないバナーや看板、選手が実際に着用したユニフォームなど、元々はチームがお金をかけて作り、お金をかけて廃棄していたものに付加価値をつけてファンにお届けしている。オークションにおける収益がチームや選手に還元されることで、地球環境、チーム、ファンにもメリットのあるサービスになっている。

現在は、スポーツの枠を越えエンタメ業界を含む15ジャンル140社以上のチームや団体と取引しており、年間600回以上のオークションを開催している。最近ではモノのみではなく、ファンの一生の思い出に残るような「体験」もラインナップしたり、懸垂幕などの大型アイテムは、バッグやアパレルなどにアップサイクルし世界に一つしかないアイテムに変えて出品するなど、新たな取り組みも始めている。

この度の受賞を糧に、バリュエンスジャパンは「HATTRICK」のサービス向上や認知拡大を目指すとともに、ファンや地域の皆さまに、さまざまな企画をお届けできるよう取り組んでいく。エンターテインメント業界から発生する廃材にあらゆる視点から価値を付加し生まれ変わらせ、世の中に循環させていく循環型社会形成の一助となることを目指している。