沖縄県豊見城市に「ちゅらチャリ」のサイクルポートが新設

株式会社ドコモ・バイクシェアは、沖縄県内でシェアサイクルサービス「ちゅらチャリ」を運営している。同社は日本郵便株式会社沖縄支社と連携し、豊見城市内におけるシェアサイクルの普及を目的に、2024年7月4日に豊見城郵便局にサイクルポートを新設した。

沖縄県は自動車への依存度が高く、特に中南部都市圏では慢性的な交通渋滞が発生している。これにより公共交通の定時性と速達性の低下、環境への負荷などの問題が生じている。豊見城市では、観光産業の更なる発展が予想される中で、市民の日常生活における課題や観光客の移動に対する課題への改善が必要とされている。

ドコモ・バイクシェアは、これまで沖縄県内の郵便局4か所にサイクルポートを設置してきた。今回、新たに豊見城郵便局へポートを設置することで、豊見城市における交通の利便性向上を図るとともに、日本郵便株式会社沖縄支社との連携を一層深めていく。また、本ポート設置に伴い車両を新たに20台増車した。

「ちゅらチャリ」は、沖縄県内のオーバーツーリズムに伴う交通課題の解消に貢献するため、観光客だけでなく住民にも快適に利用できるサービスを目指している。ホテルや様々な観光地に加えて、郵便局や銀行などの公共性の高い場所へのポート設置を行っている。また、安心・安全なサービス提供のため、車両配置のリバランスやメンテナンスなどにも日々尽力している。

ドコモ・バイクシェアは、地域に根付き人々に愛される新たなモビリティサービスを提供することで、健康で環境に優しい日本の「まちづくり」に貢献することをミッションとしている。現在、全国で合計58エリアを展開しており、2023年5月には、東京都と共同で「東京EVバイクシェア(電動3輪)」を東京都臨海地域でスタートし、ゼロエミッション東京の取り組みの一環として、新たな移動シーンの創出に取り組んでいる。