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中部鋼鈑、MOVO導入で荷待ち荷役時間を73.6%削減

株式会社Hacobuは、中部鋼鈑株式会社によるトラック予約受付サービス「MOVO Berth」および配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」の導入事例記事を公開しました。特異な物流環境のなかで平均110分に及んでいた荷待ち・荷役時間が課題となっていた中部鋼鈑は、両サービスの導入によって荷待ち・荷役時間を29分(73.6%減)へと短縮する成果を上げています。

導入の背景と課題

愛知県名古屋市に本社を置く鉄鋼メーカーの中部鋼鈑株式会社は、電気炉で鉄スクラップを溶解し、建築物や橋梁、産業機械等に用いられる厚板鋼材を生産・供給しています。同社では、最大1枚9トン超の超重量物である厚板鋼材を17もの出荷バースに分散保管し、トラックが構内を巡回して集荷するという物流環境となっていました。

かつては出荷を完全なトラックの到着順で運用していたため、1日の車両の80.7%が午前中に集中し、平均の荷待ち・荷役時間は110分に達し、ピーク時には2時間を超えることが常態化していました。ドライバーの拘束時間規制が厳しくなるなか、行政からの改善に向けた働きかけも受け、同社は物流を全社最優先の経営課題として捉えて改革に着手しました。

導入体制と得られた効果

中部鋼鈑はCLOの指揮のもと、役員会直下のガバナンス体制として総勢21名の「物流改革プロジェクト」を発足させました。経営企画・営業・生産技術・製造所・設備、そして物流子会社のシーケー物流までグループを横断したメンバーが集まり、導入を推進しました。

導入により得られた主な効果は次の通りです。

  • 1日の車両を午前57.2%・午後42.8%へ平準化し、荷待ち・荷役時間を81分(73.6%)削減。年間約2万5000台換算でドライバーの拘束時間を年間約3万4000時間削減
  • 置場・製品・車両情報を保持する基幹システムとMOVO Berth・MOVO VistaをAPI連携させ、人手を介さない配車依頼、バース予約、出荷を実現

導入後にドライバーを対象として実施したアンケート(有効回答数:102名)では、「事前に段取りができるようになった」が94%、「荷待ち時間が短くなったと感じる」が89%という結果となっています。

今後の展開

中部鋼鈑は荷待ち・荷役時間を削減した基盤を活かし、中期経営計画を達成するための取り組みを進める方針です。現在は出荷能力を1.5倍に引き上げる「80万トン体制」の構築に向け、全社横断で3つの専門ワーキンググループを推進しています。荷待ち・荷役時間29分という基盤により、グリーンスチール「環境配慮型電気炉鋼材『すみれす』」の市場への安定供給も可能になるとしています。

  • MOVO Berth:入場予約・入退場受付によって荷待ちの改善や生産性向上を支援するトラック予約受付サービス(https://hacobu.jp/movo-berth/)
  • MOVO Vista:荷主企業・元請事業者・運送事業者の企業間をつなぎ、配送案件の管理を支援する物流DXツール(https://hacobu.jp/movo-vista/)
  • 事例記事全文:https://hacobu.jp/case-study/20672/
  • 株式会社Hacobu:クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズ、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy」、物流DXシステムインテグレーション「Hacobu Solution Studio」などを展開

本記事は株式会社Hacobuの発表をもとに作成しました。

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