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Interbeingがカクイチから約5,000万円調達 音声解析を現場実装へ

声の非言語情報から人の状態を捉える音響解析技術を開発する株式会社Interbeingは、株式会社カクイチを引受先とする第三者割当増資により、約5,000万円の資金調達を実施しました。

両社は2026年7月に事業連携に関する基本合意書を締結しており、カクイチの営業現場を実装・検証の場として取り組みを本格展開します。Interbeingは今回の出資と連携を通じて、解析プラットフォームの開発や顧客支援体制の強化を進めるとしています。

出資と事業連携の背景

カクイチは1886年創業の事業会社で、鋼製建屋、農業、太陽光を軸に事業を展開し、全国各地にショールーム「A-SITE」を設けています。今回の連携により、カクイチは出資者であると同時に、顧客および実装パートナーとして営業現場での技術検証を継続します。

Interbeingはこれまでもカクイチの営業現場で音響データを用いた分析やフィードバックを行っており、現在は対象となる営業社員を段階的に拡大しています。全社展開に向けた運用アプリをカクイチの情報システム部門が自社で構築するなど、一体となった実装が進められています。

音響解析技術の特徴と支援実績

Interbeingが提供する営業支援サービス「Polyphony Sales」は、声の張り、間、緊張、安心感などの非言語情報を解析し、「どのように伝わったか」を捉えて営業担当者の行動改善につなげるサービスです。

解析エンジンは音声から700以上の音響特徴量を抽出し、感情や意欲、ストレスなど35の心理・感情指標を算出します。文字起こしを必要とせず発話内容に依存しない設計となっており、2023年から2024年にかけて鳥類の鳴き声研究などから着想を得て解析設計が刷新されました。製造業の若手営業担当者を対象とした支援では、成約率が15%から3か月後に22%へ改善した事例も確認されています。また、同技術は人事・組織領域向けの「Polyphony HR」などでも提供されています。

調達資金の使途

調達した資金は、主に以下の用途に充当される予定です。

  • 複数企業へ同時に提供できるマルチテナント型の解析プラットフォーム基盤整備
  • 日常業務で利用するためのアプリ機能拡充
  • 音声データの拡充や学術機関との共同研究による解析精度向上に向けた研究開発
  • 課題設定から成果創出までを担うFDE(Forward Deployed Engineer)型人材やエンジニアの採用による組織体制強化

両社代表のコメント

株式会社カクイチの代表取締役社長である田中離有氏は、「当社の営業組織を実装の場として、まず自分たちが徹底的に使いながら、この技術が広く社会に届くよう後押ししていきたいと考えています」と述べています。

株式会社Interbeingの代表取締役である大成弘子氏は、「まずは営業の現場で、実践に耐える形を確立する。そこで得た知見を仕組みへ落とし込み、対話のあるすべての場へ広げていきます」としています。

会社概要

株式会社Interbeing

  • 所在地:京都府京都市左京区下鴨東岸本町14 京都修学館107号
  • 代表者:代表取締役 大成弘子
  • 設立:2021年
  • 事業内容:音声解析技術を活用した営業支援・組織支援サービスの開発、提供
  • URL:https://www.interbeing.co.jp/

株式会社カクイチ

  • 所在地:長野県長野市鶴賀緑町1415
  • 代表者:代表取締役社長 田中離有
  • 創業:1886年
  • 事業内容:ハウス事業/ホース事業/鉄鋼二次建材製品事業/ミネラルウォーター事業/ホテル事業/アクアソリューション事業/太陽光発電事業/EVフォーク事業/Maas 事業/シリカライム事業
  • URL:https://www.kaku-ichi.co.jp/

本記事は株式会社Interbeingの発表をもとに作成されています。

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