薫製倶楽部、紅麹コレステヘルプ製法非公開を巡り大阪市長宛に反論書提出
株式会社薫製倶楽部は、小林製薬株式会社「紅麹コレステヘルプ」の製造方法に関する行政文書を非公開とした大阪市の部分公開決定に対し、審査請求および反論書を提出しました。公開請求から9か月を経て、本件は大阪市情報公開審査会での審理に進んでいます。同社は、紅麹菌の「株」や「製法」について検証可能な形での開示を求めています。
行政文書の部分公開決定と審査請求の経緯
株式会社薫製倶楽部は、令和7年12月3日に大阪市に対し、「紅麹コレステヘルプ」の製造方法に関する行政文書の公開を請求しました。これに対し大阪市は、同年12月16日付大大保第8472号で、製造仕様書、原料製造全体フロー、製造方法、種菌の培養条件等を非公開(黒塗り)とする部分公開決定を行いました。
株式会社薫製倶楽部は令和8年1月5日、黒塗り部分の開示を求めて審査請求を実施しました。その後、令和8年9月3日付で審査庁である大阪市長名の弁明書(大大保第8321号)が送付(大大保第8322号)され、同社は令和8年9月7日付で反論書を大阪市長宛に提出しています。
製法開示を求める理由と食品製造における見解
「紅麹コレステヘルプ」の紅麹原料が約50日間の培養により製造されていた点は、小林製薬株式会社の2018年のプレスリリースに掲載されていた事実です(同社中央研究所のウェブサイトにも同旨の記載がありましたが、現在は削除されています)。
薫製・発酵食品の製造に28年携わってきた経験を持つ同社代表取締役で薬剤師の森雅昭は、長期間をかけて製造する一般的な発酵食品には微生物の発育を抑えるバリアが存在すると説明しています。生ハムは乾燥と塩、味噌は麹を塩分を含んだ大豆に混ぜること、酢は酸性の環境、日本酒は生成されるアルコールによって微生物の発育を抑えながら熟成させる構造となっています。
食品衛生法の改正により令和3年6月からHACCPに沿った衛生管理が義務化される中、水分活性が高い状態のまま約50日という長期間にわたり微生物を培養し続ける製法について、検証可能な形で示されるべきだとしています。
反論書における確認事項
反論書において株式会社薫製倶楽部は、事業者が既に公表していた情報を非公開とする理由、および今回の決定に際して第三者への意見照会を行ったか否かについて、審査庁の説明を求めています。
なお、同社は紅麹文化の名誉回復を目的としたLINE公式アカウントを開設し、開示を受けた行政文書の内容等を案内しています。
会社概要
- 会社名:株式会社薫製倶楽部
- 所在地:〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟611-1
- 代表者:代表取締役 森雅昭(薬剤師)
- 事業内容:薫製食品の製造・販売(倉敷ソーセージ)
- 紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji
- お問い合わせ:TEL 086-483-0602 sales@kunsei.co.jp
本記事は株式会社薫製倶楽部の発表をもとに作成しています。

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