アストラゼネカと九州電力送配電、九州で賃貸駐車場向けEV充電サービスの実証開始
アストラゼネカ株式会社と九州電力送配電株式会社は、月極駐車場や賃貸住宅付随の駐車場を対象とした電気自動車(EV)充電サービスの実証を九州エリアで開始しました。利用者の申込みに基づき、専用の充電環境をワンストップで提供するサービスの実現可能性を検証します。
実証実験の背景と賃貸駐車場の課題
EVの普及拡大には、経路充電だけでなく自宅や勤務先など日常的に駐車する場所での基礎充電環境の整備が求められています。しかし、持ち家と比べて賃貸駐車場などでは関係者間の合意形成や電源確保などの課題があり、充電設備の導入が進みにくい状況にあります。
アストラゼネカは「Ambition Zero Carbon(アンビション・ゼロカーボン)」を掲げ、2045年までにネットゼロの達成を目指して営業車両の全台EV化を進めています。一方で、病院や薬局などを訪問するMR(Medical Representative:医薬情報担当者)は直行直帰型の働き方が中心で賃貸住宅の利用者も一定数いるため、契約駐車区画での充電環境確保が課題となっていました。
今回の実証では、基礎充電設備の導入交渉から設置、運用までの一連のサービスを検証し、賃貸借駐車場等への基礎充電環境の整備モデル確立を目指します。
各社の役割は以下の通りです。
- アストラゼネカ株式会社:九州エリアで賃貸駐車場等を利用するMRが実証に参画し、EV利用の現場ニーズを把握するとともに、サービスの利便性向上に協力します。
- 九州電力送配電株式会社:MRが利用する契約駐車区画のニーズを踏まえ、現地調査から管理会社・地権者との調整、充電設備の設置、導入後の運用までをワンストップで提供し、実現可能性や課題を検証します。
営業車EV化の進捗と今後の展望
アストラゼネカは2026年中に営業車約1,800台のEVへの転換を目指しており、8月末時点で95%の転換を完了しています。
両社は本実証で得られた知見をもとに、広く一般の自動車ユーザーが既存の契約駐車区画を活用しながらEVへ円滑に乗り換えられるサービスを提供し、社会のEV導入拡大と持続可能なモビリティ社会の構築に貢献していく方針です。
会社概要
- アストラゼネカ株式会社
- 本社:大阪市北区
- 代表取締役社長:アンドリュー・バーネット
- ウェブサイト:https://www.astrazeneca.co.jp/
- 九州電力送配電株式会社
- 本社:福岡県福岡市
- 代表取締役社長:今村弘
本記事はアストラゼネカ株式会社の発表をもとに作成しました。
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